2025年05月24日 11時22分

《教育・社会 》

多様な性の在り方 理解を~にじいろおおすみ。総会と学習会

 みんなの居場所「にじいろおおすみ。」令和7年度総会と学習会が、5月18日、リナシテイかのやで開催され、よしらさおり氏の講演を聴いた。

 みんなの居場所「にじいろおおすみ。」は、鹿屋市で24歳以下のLGBTともいわれる性的少数者(そうかもしれない人を含む)の子どもたちが、安心して、嘘偽りなく、ありのままでいられる場として、交流会を2021年7月より開催。子どもたちが自由に、未来を描くことができる大隅を目指し、活動を続けている。

 総会では、2024年度活動報告、会計報告と監査報告。2025年度活動計画では、奇数月のオープン交流会、偶数月のクローズ交流会、レインボーウオークイン指宿などへの参加、私たちだっていいふうふになりたい展イン志布志開催などを決めた。

 学習会では、よしむら氏を講師に「わたしの未来につながる多様な性について考えよう」の演題で講演。

 よしむらさんは、クラシックをバックグラウンドに持ち、透明感のあるナチュラルポイスで奏でるシンガーソングライター。
 ジェンダ--平等・LGBTについての知識を広める講演を行ったり、ソングライタ-として企業CMソングやキャラクターソングの制作、他ア-ティストへの楽曲・歌詞の提供などの活動も行なっている。
 1st.アルバムのリード曲《二つのスカ-ト》は自身の経験をもとに歌う、女の子から女の子への片思いソング。
 そして2nd.アルバムリ-ド曲《palette》では女性同士のカップルの日常というテーマを描き、音楽を通して多様な性のあり方、生き方を表現し続けている。

 講演では、自分の家庭や学校での生活環境など話し、中学校までは普通の女の子だったが、高校で女の子を好きになる…という体験をカミングアウト。
 そこからの大学や社会人での経験を通し、社会との関りやかけられた言葉、環境などについて語り、こうしたにじいろおおすみのような団体が活動をしていると、周りいるLGBTの方など、とても相談しやい、いい環境にあると思う。 
 これからも活発な活動を…など話した。

 シンガーソングライターとして、多様な性のあり方、生き方を表現した曲が披露された。

写真=多様な性のあり方、生き方を表現した曲を披露

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