2024年10月03日 10時44分

《地域づくり 》

自分らしい未来の実現への向かい方~自分の魅力 価値観知る

わたし×未来を切り拓くワークショップ~久保田純子さん

 令和6年度のわたし×未来を切り拓くワークショップ1回目は「私の魅力を育む一歩」として9月29日(日)リナシティかのや1階RINA BASE+で開催された。

 今回の講師はクラフトシロップ製造販売・昔ながらのものづくり体験『野山の楽校』の代表代行 久保田純子氏。
 講話「自分のいいところの見つけ方」としてまずは今までの経緯を順に紹介していった。

写真=自営業者は選択と判断の連続と久保田純子氏

 野山の楽校は2023年8月に代表を夫、久保田公平、代表代行を私、久保田純子が務め、ワクワクを大事にやりたい事を楽しむ楽校として脱サラして事業を始めた。

 起業のきっかけは長期間冷房の効いた職場で事務仕事を続けて中と外の気温差に40歳過ぎから冷えで体調不良になった事。いつか病気になるかも…という不安と、もし病気で亡くなったら…このままでは死ねない!後悔する!とやりたかった事を事業化した。

 久保田さんは3人きょうだいの末っ子で姉や兄と比較され続け自分の望まない比較はコンプレックスになるので自分を見て欲しい!と姉兄と違う高校へ進学し高校生活ら自分らしく過ごすことが出来たがその後、小林正観氏の「ものごとはすべてニュートラル(中立)。」という言葉に出会い、幸も不幸も自分次第、事実は事実でしかない、どっちから見るからはその人の心次第と人生観が変わった。

 不平不満を言っても事実は変わらない、聞いているのは自分だと、物事をどっちからみるか?心配性な心の見方が、どうにかなる!の心の見方に変化していった。起業した人も周りに居ない中、不安だらけから、何とかなるかもに変化し光が見えた。

 起業してみると瓶の形からラベル、デザイナーまで決める事はたくさん。決定した事は私のその時の精一杯、その時の自分を認めてあげれば、ちょっとずつ成長するのかなと思って後悔は少なくなった。

写真=去年の参加者を今年は登壇してもらう予定とおおすみハナマルシェ代表隈崎和代さん

 元々心配性なのはマイナスでしかないと思っていたが、不測の事態に充分に準備をしている事で、安心したり、やりたい事を頑固なまでにやる事もブレない事だと知った。色々な出来事も知らなかった、ありがとうございますと言える、起業したばかりの今の時期だからこそやりたい事をチャレンジしてみようと思っていますと結んだ。

 質疑応答では
 何が一番大変だったか?の問いに、一歩踏み出す事、20年越しで開業届けを出した事。20年前から何かしたいと思っていたが女性は妊娠出産があるとどうしても出来ない時期がある。生活できないと事業が出来ない。だから事務員で働いていたが、このままだと体調不良でやりたい事も出来なくなると思った。

 夫婦で事業をやっていく秘訣は?
 自分の考えを伝える。好きな事は干渉しない。お互いに嫌な事は伝える。
バトルもするが、言葉の伝え方を考えるて意思疎通とコミュニケーションを取る事。

 一番良かったことは?
 こどもに優しくなれた事。仕事が自分のペースで進められるので朝も早くして!と言う事がなくなった。こどもが小学生のうちに五感を使った体験をさせたいと思っていたが昔の知恵を知っている人が少なくなり、今の起業が良いタイミングだった。そして活動拠点で借りている工房が中岳の麓の神野の奥で自然豊かな環境がこどもにも良かったと語った。

写真=感想と質問をする参加者

 第二部はワークショップバリューズカードを使って自分の魅力を知る体験。
バリューズ(Values)は「価値観」を意味する言葉で、ビジネスシーンでは「企業が共有する価値観」「行動指針」などの意味で使われる。

 5人グループを作り最近褒められたこと、最近褒めたこと、最近気になっている事、自分の強み、自分の好きなことを自己紹介を交えてグループ内で1人ずつ発表した。

 その後バリューズカードを引き、自分に合った価値観の言葉を5つ選別していった。グループで1人ずつカードを開示して、選んだ理由を説明して他人の大切にしている価値観、自分の大切な価値観を知っていった。

 それぞれのグループの代表作が感想を述べ、これからの自分が躍動的に動けるような気がする。グループの人たちの価値観が優しいなと感じて嬉しくなった。
年齢で価値観が変わってくると聞いてこれからどんな価値観に変化するか楽しみなどと発表した。

写真=参加申し込みはこちらから

次回2回目は10月20日(日)13:00〜16:00
場所:リナシティかのや1階RINA BASE+
主催:鹿屋市
企画運営:おおすみハナマルシェ実行委員会

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