2024年07月13日 09時51分

《雑草 》

畑は荒らしても当分様子を見ようと思案中

 自分の住む足元のことに付いて触れてみたいと思っていた処、私の知人が畑の事で悩んでいた。
 私も女房と畑の事でだいぶ以前から農地行政について解せないことがあったが、何時か記事にしてみようと思っていた。
 笠之原の鹿屋環状線が畑の道路を整備拡幅するからと、約40年前に工事が始まった。旭原から南日本酪農裏門付近でクランク状に右に又左へと直角に曲がり、旧269号線上に出て左に三差路交差点がある。

写真=鹿屋環状線が通る笠之原周辺地図(グーグルマップから)

 コスモスのショップ(当時出来ていなかったと思う)を右折して鹿屋環状線として道路拡幅が始まり、家屋・工場等の一部撤去があってほぼ真っすぐな広い道路になった。

 解せないのが南日本酪農の左にクランク状に曲がり、コスモスの三差路を右折する環状線に繋がる道しては変な設計だなと思った。
 私がその道路沿いの工場の一部と事務所を撤去して後方の土地にプレハブ事務所等を造った。
 その当時の工事説明会でこの道路の改修拡幅は笠之原の発展と繁栄に役立つ、是非協力して欲しいとの話で皆は協力した。
 該当者にはその分の恩恵は必ずある話で、少し離れた処に義母の畑を一部農振解除して貰った。
 とにかく説明会の席上で担当者は国道から、どんぶり坂に至る道路沿いは左右とも整備されこの道路周辺は必ず栄えるとの話だった。周辺の道路沿いの人達は得をすることはあっても損をすることは無いと安心させ道路拡張に同意した。

 現コスモスから燐の会の道筋より来る道路より「どんぶり坂」手前の東側畑は、現在も農振区域に指定されている。左側の畑は一部山林があったが農振除外されている、東側はそれぞれの理由でところ処に建物が建っている。

道路拡張で通りが繁栄していく中で…

 この道路線上で60年近く自動車体整備業をしてきたが、体調不良で後継者がいなく若い事業家が工場を引き継いで事業をすることになった。
 少し離れているいる一角に、道路拡張時に車置場に使用した敷地がコンクリートかアスファルトでなければ、車の下周りが腐食する事が分かり、工場を新規移転の交渉をして広めにしておけば良かったと後悔したが、工場設備等に設備資金を投入し、新たに工場移転は無理で道路拡張に当局は立ち退きの予算はなかった。

 最後まで交渉したが兎に角出来る限りお互い協力し合うと言う事で協力した。
 最近のトラックの大型化で環状線は利便性の役に立った。「どんぶり坂」入り口迄らの西側はほぼ住宅、割烹、理髪店、自動洗濯機業に瓦工事店やペプシコーラの事業所が建っている。

 農免道路と笠之原交差点と吾平線の交差点に「どっ菜市場」出来てその敷地は農振指定地だが、数年前に道路付も奥地も一律1反100万円で買い上げられたと聞いた。
 
 高齢化で農地を手放す人は条件の良い処で100万円以上はするだろと安堵した。笠之原小学校線から環状線に出る途中に燐の会の処に垢抜けした、ケーキとコーヒの店がありコスモスから川東に通ずる環状線左側道路側は農振除外されていない。

 右側は住宅や商業店舗になっている。私が農振区域指定地が1反当り20万の見積もりに、いくら何でも環状線沿いは100万円するだろうと思っていた。
 私も高齢化で後継者いなく自主事業整理をして総ての債務を整理し、残余資産を売却する為農振指定地は業者の見積もりに驚いたのである。

同じような思いをしている人は他にも

 農業する人に畑を売ってからでないと畑の整備補助金は出ないし、飼料、青果物は2反5畝位の畑では狭いし、隣接地に建物があれば借りる借主は居ない。せめて4反以上なければトラクター等の旋回に不向きで、肥料等の散布に苦情が出ると言う。

 建物・住居の隣接地は如何すべきか売るしかないと思う。私もビーバーやモアで草刈りをしたし、女房は母と幼さい子を連れ苦労して守った畑が、1反当たり20万円では如何すべきか今思案中である。

 80歳を過ぎて農業は出来ないし売るしかないのだろう。農免道路を通ると茅とかちんちん竹が背丈以上伸びている畑を見受ける、中には雑木林になって山林になっている。私と同じ悩みを持っている人も畑は荒らしても当分様子を見ようと思案中であった。

 先の鹿屋市長選挙に立候補した本田氏は、笠之原だけでなく環状線の農振指定除外の見直しを言っておられた。深刻な問題を提起したと思う、だから市議選に勧められ市会議員になったと思う。

 何時の時代も農家の人達は貧乏くじを引かされ、以前は道路沿いは埃がすると作物が育たず敬遠された。農政問題は今後重要な案件で議員も農業施策は高齢化が進も中で、若者に意欲を与える施策で農業を支えて欲しい。

 苦労した人達が高齢化になり農業機械を動かせぬようになる。AI化させ収穫の楽しみをさせるべきである。
 高齢化の上に脳梗塞を患い足にハンデイを負いながら明日の農業の為を案じている。私も雑草を記述する限り足元を確り見据え様々な問題を提起して行きたい、本田市議の活躍を願い農業施策も可能な限り関係当局は見直して欲しい。(岩重20240713)

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