《オーガニック 》
今年スタートした「マイ田んぼプロジェクト」の収穫祭
小規模生産者グループ「おおすみ百姓の森」
小規模生産者グループ「おおすみ百姓の森」が主催し、今年からスタートした「マイ田んぼプロジェクト」の収穫祭が、令和6年12月15日、開催された。
写真=近くの八幡神社にマイ田んぼ産の初米など奉納
今、大姶良地区の田んぼを利用し、地域の支援もあり、12組の家族32名が参加し、自分たちが手植えした自家用米作りに取り組んでいる。
参加者が手植えしたヒノヒカリの1本苗が、多い株で85分結にもなり、稲穂もズッシリとたわわについて見事な株に育ち収穫された。
また、マイ田んぼ周辺では、在来種の田んぼもあり、古来から繋がれた黒米、赤米、緑米、もち米などの11種類の貴重な在来種籾を蒔き、個性豊かな稲も育ち、稲文化の多様性や奥深さに触れている。
写真=マイ田んぼ産米を羽釜で
写真=笑顔の参加者
写真=在来種、横川大根の説明
収穫祭には、子ども含め12名が参加。
皆で近くの氏神様へのお礼参りをしできたお米を奉納。
手作りの竹製防風壁と焚火で寒さをしのぎながら、皆で作った米を羽釜で炊き、おこげご飯やそれぞれの家族が無農薬で作った野菜や一品料理を持ち寄り、参加者でおいしくいただいた。
おいしいお米と料理を食しながら、それぞれ意見を出し合った
「今年、5列の田んぼプログラムに参加したところ、自分で植えて手刈りしたお米があまりにも美味しかったので、来年は田んぼ1枚を借りて挑戦したいという参加したい。」
「お米の値段が上がっている今、田んぼプロジェクトに参加できて本当に良かったと。自分の食べるものを自分で作って確保することができる安心感は大きい。来年もぜひ取り組みたい。」
「来年は、もっと草刈りや田んぼの作業に参加できるように日程調整してしっかり取り組めるようにしたい。」
「今回、米作りにはいろんなやり方があるということを学べてよかった。失敗してもそれが学びになる。自分なりの方法を模索しながら取り組めるプログラムというのがありがたい。」
写真=マイ田んぼでの今年の田植えの様子
マイ田んぼの近くには、蕎麦も植えられ、今後は残りの刈り取り、脱穀や蕎麦打ちなど順次実施し、来年の準備に取り掛かるという。