2026年10月04日 20時05分

《商工業・経営 》

「アトツギ」同士や支援機関を横断的に結び付け支援

アトツギ×支援機関交流セミナー

 アトツギ×支援機関交流セミナーが、令和8年9月28日、リナシテイかのやRINA BASE十で開催された。

 事業承継に対する支援の取組として、経済産業省九州経済産業局と連携し、九州の未来を担う「アトツギ」同士、そして支援機関を横断的に結び付ける支援プログラムとして、鹿屋市で初開催となったもの。
 鹿屋市と九州経済産業局、鹿児島県との共催。

写真=アトツギ甲子園地方大会入賞者、(株)伊達醸造の富澤氏による基調講演

 アトツギとは、単に既存の事業をそのまま引き継ぐだけでなく、先代から受け継いだ有形無形の経営資源や伝統を活かし、時代の変化に合わせて価値をアップデート。
 新規事業や業態転換、新市場開拓など新たな領域に挑戦する後継者及び後継予定者等を指す。

 セミナー内容は、アトツギ甲子園地方大会入賞者、(株)伊達醸造の富澤英里子氏による基調講演。
 富澤氏と支援機関であるEdge on J-Hearts代表の田口健太郎氏によるパネルディスカッション、参加者同士の交流会等

写真=支援機関Edge on J-Hearts代表の田口健太郎氏

富澤氏のプロフィール
 前職ではスクール事業を行う会社の広報担当。200年続く伊達醸造を再建するために、新宿OLライフを捨て単身鹿児島へ。

 横浜と鹿児島の2拠点生活をしながら伊達醸造を再建させようと奮闘中。2023年7月入社。2026年6月、6代目社長に就任。
 伝統の壺造りによる黒酢・味噌・醤油の製造を継承しつつ、自社の調味料を活かしたラーメン店「伊達商店」(霧島本店、神田淡路町店)も運営。1997年生まれ。

 支援者、田口氏のプロフィール
 「人を集める・心を動かす・事業を続ける」を、広報とブランディングの力で支援。

 キャラクタービジネス「サラ忍マン」としてSNS発信を続け、培った“自分を売る力”を活かし、集客戦略、セルフ・インナーブランディング、販路拡大、プレゼン、スタッフのモチベーション向上まで伴走。
 鹿児島県よろず支援拠点コーディネーターとして年間1000社以上を支援。講師依頼セミナー数最多。宮崎県日向市出身

写真=富澤氏と田口氏とのパネルディスカッション

 この日は、中小企業の後継者・後継予定者など、家業のリソースを、新しい事業に変えるため、自治体、金融機関、商工団体等の支援機関・アトツギ支援に関心のある人も集まり、それぞれの立場で後継者問題解決のノウハウを学んだ。

 富澤氏は、創業1820年、200年以上にわたり、壺づくりの黒酢や味噌、醤油を丁寧に作り続けてきた祖父母の醸造所を引き継いだこと。

 そして伝統を守りながらも、時代とともに進化させ、黒酢壺オーナーを募集したり、引き継がれてきたその味を次の時代へという願いを込め、ラーメン店 「伊達商店」というひとつの新しい挑戦を形にした。
 そのプロセスや、伝統を今のかたちで届けるというチャレンジのかたちを、メッセージとして伝えた。

 富澤氏と田口氏とのパネルディスカッションもあり、アトツギの思いと支援機関との関り、これまで手掛けてきた事業支援の事例なども紹介。

 参加者によるグループディスカッション、交流もあり、それぞれ情報交換なども行われた。

最新の記事

合計 3693 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事