2023年12月25日 16時39分

《政経・産業 》

本場の味でバッチリ、内之浦はみなさん暖かく第二の故郷

韓国から李京和さんを招き、キムチ作り体験

 肝付町内之浦日韓交流推進協議会のメンバーらが24日、韓国から講師の李京和(イ キョンファ)さんを招き冬季韓国料理講座を同町北方公民館で開催。本場のキムチ作りを体験した。

写真=完成したキムチと笑顔の参加者

 同講座は肝付町内之浦日韓交流推進協議会のメンバーらが毎年開催している人気の講座で、今年で3年目。

 肝付町で2019年から3年間地域おこし協力隊として活動していた李京和さんが、地域おこし協力隊時代に開催し、帰国後も交流事業の一環として講座が続いている。

今年はより多くの方に体験してもらおうと、同町広報誌に掲載し参加者を募集。高校生を含む27名での賑やかな講座となった。

 前日より仕込んでおいた白菜30株や大根、人参などの材料と韓国から輸入した調味料を使い京和さんが1つずつ工程を説明しながら、参加者らと一緒に作業した。

 辛さの調整方法や韓国独自の調味料がない場合は、日本の調味料の代用品や、高菜を入れる時はにんにくと生姜は少なめなど、日韓両国を知る京和さんならではの視点で伝えていた。

写真=キムチ作りの様子

 メモを取りながら参加していた、同町の中崎さんは「以前アメリカに住んでいた時、韓国人の友人が作るキムチが美味しかった。日本で売っているキムチは甘く、自分でも作ってみたが美味しくできないので今回楽しみにきました」と話し、出来たばかりのキムチを味見してバッチリと満足していた。

 高校生の榎屋航さんは「みんなで交わって楽しかった。作り方も学べてキムチも美味しいです。いい経験ができました」と話した。

 講師の李京和さんは「今年も年末に開催できてよかった。作業時間も年々早くなってみなさんの成長を感じます。味は本場の味でバッチリです。内之浦はみなさん暖かく第二の故郷です」と笑顔だった。

写真=白菜の巻き方を伝授する京和さん(左から3人目)

 日韓交流推進協議会の中野会長は「今年も年末最後の行事として交流ができて良かった。コロナも落ち着き、行き来ができるようになったので本格的な再開に向けてまた交流を深めたい」と話し、更なる交流の推進を語った。

 参加者らは出来たばかりのキムチを持ち帰り大満足の様子だった。

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