2024年06月29日 18時56分

《四季の話題 》

ふいやしき公園にブルービー、大賀ハスとスイレンも開花

 志布志市有明町蓬原中野地区にある「ふいやしき公園」に、幸せを運ぶブービー(ルリモンハナバチ)が飛来している。ピンクの大きな大賀ハスとスイレンの開花も始まり、トンボやチョウが飛び交っている。

 幸せを呼ぶ青いハチのルリモンハナバチ(瑠璃紋花蜂)は令和6年6月22日、ふいやしき公園に飛来。同公園には4年前に飛来が確認され、写真撮影されている。
 本州や四国、九州に生息しており、地域によっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されている。吸密する時間が短く、花から花へ忙しそうに飛び回る。ここのブルービーは飛び回る範囲が狭くて見つけやすく、今のところハチに刺された人はいない。

  ふいやしき公園は、中野集落の20人が「元気会」を結成し、地区の「井ノ木谷」にある休耕田48㌃にひまわり、コスモスなどを植えた。そこには、かつて古い屋敷があったことから「ふいやしき公園」と名付けた。

休耕田は水分が多く、ひまわりとコスモスは育たなかったが、志布志市の大慈寺から大賀ハスを株分けしてもらい、80本を8㌃の休耕田に植えたのが始まりで、今では48㌃に増えた。毎年草刈りして肥料を撒くなどし、地区の人々は1年中手入れを欠かさないために、毎年きれいな花が咲く。

 スイレンの花もきれいに咲き、チョウトンボやチョウなどの昆虫も多く見られる。

 チョウトンボはチョウのようにヒラヒラと飛ぶことからその名が付き、この公園で孵化する。孵化する姿は見た人はいないが、孵化した時は体長が短く、チョウと間違いやすく、黒い金属みたいな色で輝いており、チョウみたいな姿だ。

 公園には駐車場が2カ所あるが、園内の道路は農道のままで狭く注意が必要。
ふいやしき公園は、国道220号線大崎町の大崎口から広域農道を8.5キロ北上し、川添交差点を右折して中野地区へ1.5キロ進むと右側にある。田んぼ跡で、蛇が出没することがあり、雨靴が必要。

最新の記事

合計 1019 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事