2023年12月20日 18時16分

《選挙 》

東串良町長選に、元鹿屋市議の新保秀美氏出馬表明、現職との一騎打ちか

 令和6年2月20日告示、25日投票の任期満了に伴う東串良町長選挙に令和5年12月20日、元鹿屋市議会議員の新保秀美氏(60)が出馬表明した。

 同選挙には、前回無投票当選した現職の宮原順氏が、3期目を目指し立候補を表明。2期連続で無投票になるかと思われていたが、告示までちょうど2カ月前での対抗馬の立候補で、今のところ他にその動きがなく、現職対新人の一騎打ちの公算大となっている。

写真=町民のために公正透明な町政を、と出馬動機を話す新保氏

 新保氏は、鹿屋市串良町細山田出身、在住で、会社員を経てIT関係の会社経営、鹿屋市議会議員を1期務め、今回の出馬となったもの。

 20日は、鹿屋市政記者クラブで記者会見を行い、次の概要で出馬動機など語った。

 出馬動機については、
 現職町長の発言、議会会議録を見ない、見る気もないと、町民から選出された議員の提言を無視する議場での答弁を知り、二元代表制を否定する町政が行われていると憤りを感じたこと。

 同町が定住促進のため造成、整備し、転入者らに貸し付けている団地「にぎやかタウン雪山」の陥没、訴訟等の問題があり、町長を変える必要があると強く感じたことなどから、

 「現職のみが町長選出馬宣言をしたままだったので、自分が出馬する意向を固め、出馬表明に至ります。
 東串良町出身者ではありませんが、役場職員採用をみても町内出身者は、今年度4人に1人だけ、昨年度は3人に1人だけであり、町民のために尽くす有能な人材を広く求めるべきだと考えます。

 東串良町とのかかわりは、2019年4月垂水市議会議員選挙で初の女性議員当選を果たした候補の応援を行い、候補の出陣式応援演説を一緒に行うこととなった同じ週の選挙選となる東串良の女性候補と知り合い、その候補の2019年、2023年町議選挙を応援しました。その中で、議会本会議の傍聴の機会等もあり東串良の町政を知り、町民のために公正透明な町政を」と、立候補を決めたという。

 公約は、町公式ホームページの改善などデジタル推進、教育環境の整備、地域の活性化、福祉の向上、防災・減災対策ほかを訴えている(詳細は後載)。

 同町長選挙は、
2016年02月28日、宮原氏が、現職の奥園拓夫氏と一騎打ちで戦い、宮原氏2221票、奥園氏2198票で初当選。
2020年03月01日には、宮原順氏が無投票再選している。

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