《地域づくり 》
困っている人のために何か小さな出来ることがあると思う
映画『医師 中村哲の仕事・働くということ』上映会
映画『医師 中村哲の仕事・働くということ』上映会が、令和6年8月31日、鹿屋市新生町公民館で開催され、上映会終了後は懇談会もあり、映画の感想や、主催の労働者協同組合労協センター事業団大隅地域福祉事業所ゆらおう、共催の鹿児島協同労働推進ネットワークの活動紹介などがあった。
映画のあらすじは次の通り。
1984年、医師の中村哲はハンセン病治療とアフガン難民の医療支援のためパキスタンに赴任。現地住民と対話し信頼を重ねた医師は、2019年に凶弾に倒れるまで、戦乱と干ばつで荒れ果てた大地で暮らす人々のために、干ばつ対策の用水路を建設していく。
この映画については、アフガニスタンとパキスタン山岳地帯の無医村での病気治療や、干ばつに苦しむ人々のために活動を続けた医師、中村哲さんを追ったドキュメンタリー。
カメラマンの谷津賢二さんが21年間、約1000時間にわたり中村医師の活動を撮影。語りは室井滋、朗読は塚本晋也が担当。
写真=ゆらおう福田副所長があいさつ
この日は、地域の人たちを中心に会場に集まり、ゆらおうの講座・フードバンク担当の福田律子副所長があいさつし上映会を実施。
上映会終了後は、大崎町地域おこし協力隊の伊藤剛さんが、活動している竹林整備のことや労働者協同組合法についての説明を行った。
ゆらおうの横峯真由美所長が、訪問介護や居宅介護、福祉有償運送、放課後デイサービス、生活応援隊、フードバンク、介護職員初任者研修などの説明もあった。
また、日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会のセンター事業部、九州事業本部の岡本ルミ子さんもワーカーズコープなどについての話をした。
写真=伊藤さんが労働者組合法など説明
写真=横峯所長が介護など説明
写真=岡元さんがワーカーズコープの活動など紹介
映画を観た60代女性は、「中村さんのことはすごい人だとニュース等で知っていましたが、どんな活動をされているのか詳しく知りませんでした。中村さんのされたことを考えると、そんな大きなことでなくても、困っている人のために何か小さな出来ることがあるのではないか、考えさせられました。とても感動しました」など感想を語っていた。