《雑草 》
カルマンギアーが来ているではないか…
「オールドカーフェスタinおおさき」が、11月24日(日)開催された。
天気も晴天で多くのフアンが集まり思ったより以上に盛大に行われた。
私はセントロランド駐車場とは何処か思い、数日前に開催場所の下見に行った。初めて大崎町のオールドカーイベント会場に行くので、バスの便が良ければ駐車場の心配もなく少し右足の膝が調子が良くないのでと思っていた処、この界隈の人ならカブトムシのモニュメントで有名なレストランと温泉と言えば知らない人がいない有名な処であった。
駐車場も奥の方にも広く用意されており、正午頃この会場に行ったらすでに満車状態であったが、私がまだ奥の方に行くのを躊躇っていたなら、すぐ近くの軽が停まれるスぺースを見つけてくれた誘導員に感謝します。
誘導員が数人いたが人当たりが良く心地よく、今日は心の弾む珍しい車に遭遇する予感がした。展示会場もこの場所なら最高の場所で誘導員も気が利いて雰囲気から素晴らしいイベント会場だと安心した。
写真=会場風景(同イベントインスタから)
会場を覗くと目を引いたのはホンダの600と800スポーツカーでガブリオレが10台以上整然と並び、トヨタ800のスポーツカー・ガブリオーレ(よた八)が10台位並べられていて人目を引いた。
特にレッドカラー新車の儘の車に手入れされており大事にして乗っているマニアなのだと思った。
日産サニーがレスアトアされボンネットを開けてエンジンを掛けていて、最高のスローのノイズだった。
車種を言えばキリがないので私の気に入ったと言うより珍しい目に止った車種だけを拾い上げてみると、いすゞの117クーペ-・ニッサンフエラリィスポーツ・クラウン・セドリック・スカイライン・スズキ・スバル・3輪ダイハツミゼット・ダイハツの三輪車丸ハンドル2tトラック拾いあげればキリがない。
私の予感がした通り片隅の方にカルマンギアーが来ているではないか、ホルクスワーゲンに一部は買収されたが買収されない当時の正真正銘のカルマンギアーに会えたのである。
派手なスタイルではないがシックな中に垢抜けしたスタイルのどちらかというと、いすゞ117クーペに丸みを帯びた一口に表現しえない素敵な姿での佇まいである。
約30年前に宝物の様にして乗っていた車
1965製のカルマンギアーを見たのが約30年前に盛岡で宝物の様にして乗っていたが、車を最後見てから、その後見かけず偶然にも大崎のオールドカー会場に来て目にする。
1972年から1875年の20年間製造された車で、イタリヤのカロチリヤがデザインを担当して、ジョゼルビットジュニアが2ドアータイプのアクストバッククーペスタイルを17台で生産終了したと言う。
カルマンギアーはフオードが全面的に買収して フオード車は大量生産でカルマンギアの特徴部分だけは残しカルマンギアーの面影は消えてしまっている。
アメリカとイタリア・ドイツ等 の欧州車とは車に対する概念や感覚が違い、特にスポーツカ―やセダンに対する愛着心の持ち方が根本的に違うようである。
欧州車は10年以上車を乗るのは、当たり前で古い車を大切にする風潮がある。
10年年から20年以上乗っても部品の供給は、バックヤードと言って古くなっても作ってくれる工場があり、旋盤やプレス、プレナー等もあるから、30年以上経った車も現役として乗っている。カルマンギヤーの車には1600CCの型と1500CCの車がある。現在のフオルクスワゲンのエンジンが使用出来るし、性能は1500㏄の良い。
カルマンギヤーのフレームはフオルクスワーゲンのフレームと同じであり、勿論微微細細の取り付け過程には違いがあるが、基本的には古くなってもリストア出来る。
だから愛着を持った車は古くなっても新車同様に乗っている人達が多い。要するに車に対す愛着心が欧州車には概念として持っている。
日本や米国の様に車種によって違いがある年数で生産中止である。
実行委員会や関係者の皆さん有難う
カルマンギアーの車に久しく遇えたのでつい話が長くなり、この会場で見る事が出来たのは何か予感がした。ついでに「アルロハメオのジュリエッタ」が来ているのではと思ったが見当たらなかった。
約30年前に1年半近く乗っていた車で1800㏄ターボエンジンで小気味よい出足で当時欧州車専門で展示場を220号線の笠之原に持っていたが、この車には大事に乗ってれる人に売る目的で仕入れてた車であったが、欲しい人が居たが面倒見が大変で暫く自家用で使った。
クーペタイプでタイルも良く走りは路面に吸い付く様な走りで気持よく乗れた車であった。
名前からしてロミオとジュリエット悲恋の物語を思いだすのは当然でアルハロメオ社の社長の妹がジュリエットであり、意識してアルハロメオ・ジュリエッタを冠して作ったと言われ現在でも人気があると聞く。
詳細を記すには長くなるので割愛しますが、この「おおさきオルドカフェスタ」が今後が楽しみで又来年どんな素晴らしい車(彼女)に出会えるかを期待して、益々栄えてカブトムシを多くの車好き人間の集まる場所にして下さい。
実行委員会や関係者の皆さん有難う御座いました。大変でしょうが街おこしの為頑張って下さい。(岩重20241130)