2024年12月03日 07時47分
《芸術・芸能 》
桂伸衛門落語会~江戸時代の寄席小屋再現し和蝋燭で
東串良町の山中醤油直売所で
桂伸衛門落語会 in 東串良が、令和6年11月28日、同町岩弘の山中醤油直売所で開催された。
今年9月に行われた三遊亭團朝作「怪談牡丹灯籠」の続きとなるもの。
和蝋燭を灯火した高座で江戸時代の寄席。
もともと倉庫だった場所をリノベーションし店舗として使われている会場を落語用にレイアウトし内装を変更して舞台を設計。
江戸時代の寄席の小屋を再現し、当時から使われていた襖や欄間を使い、和蝋燭と菜種油の炎が会場を灯す会場での寄席。
「怪談牡丹灯籠」は、「四谷怪談」や「皿屋敷」と並び日本三大怪談と称せられ、歌舞伎化、演劇や映画にも広く脚色されている。
この日は、高座に上がる前に、9月に行われた前編のあらすじ、22個の章に分かれているなどを説明し、寄席が始まった。
高座に灯る和蝋燭の炎を感じながら、「孝助の槍」や「栗橋宿/お峰殺し」など、高座と客席との距離が近い会場で、その迫力ある口演を引き込まれるように聴き入っていた。