2024年10月01日 19時40分

《オーガニック 》

古⺠家×マルシェ×農 おおすみオーガニックマルシェ

古民家「岩元邸」で秋の暮らしへ種を蒔こう

 古⺠家×マルシェ×農イベント、古民家「岩元邸」で秋の暮らしへ種を蒔こう「おおすみオーガニックマルシェ」が、2024年9月28日、鹿屋市本町の岩元邸で開催され、大隅半島で栽培されている季節の有機野菜などが販売され、また、自家米実践者によるイネつくりトークなどで、オーガニックな一日となった。

 また、季節の有機野菜の他も、米、麦、豆、茶、焼き菓子や保存食品、自然素材雑貨などが並べられ、築103年の岩元邸ツアーや、鹿屋市大姶良町で行われている、マイ田んぼプロジェクト報告会、イネつくりトーク、食といのちと種をテーマにしたお話会、伝統野菜、自家採取の魅力などの意見交換。

 本を借りるように 気軽に種を借りまた返す旅する種がやってくる「種の図書館」などのイベントもあり、多くの市民が熱心に説明を聞いていた。

 主催者の「おおすみ百姓の森」は大隅半島を拠点にしている小規模生産者グループで、「生き物に優しい暮らし=心地よい」を広げていくことを目的に活動中。

 この日は、鹿屋市本町商店街にある岩元邸の大きな門がオープンされ、季節の有機野菜などが玄関口で、かのや姫小豆を使ったかき氷や最中、どら焼き、小麦やお米などが土間で販売され、土間から上がりベーグルや極上梅シロップ、ジンジャーパウダー、野草茶、辺塚だいだい、固定種の種子、天然素材だけで作ったタオルなども販売され、にぎわっていた。

 築103年岩元邸ツアーでは、大きな張りや大黒柱、10ほどある部屋の造作など、釘一本使っていない建物で、庭に面したガラス戸も103年も経っているとサッシになったりしているが、それが建てられたときのまま残っていて、お風呂の屋根の造作や細かい組子細工など見ながら、「一つの文化財としても重要な建物で、この岩元邸を有効活用していくアイデアなど提案していただければ」などの話に聞き入っていた。

 種をテーマにしたお話会では、実際、鹿児島で作られてきた伝統の稲を12種類育てている農家や、F1と固定種などの種の違いなどを説明。

 マイ田んぼプロジェクト報告会では、田んぼの中の一角を自分で手植えするみんなの田んぼ、できたひこ田んぼ、自然農田んぼ、マイ田んぼなどのそれぞれのシステムなどを説明。実際、今年田植えをした主婦などの実体験の声を聞き、来年の参加者を募集していた。

 今後のおおすみ百姓の森イベントは次の通り。
【今後のイベントお知らせ】
10/19(土)おおすみオーガ=ツクマルシェ@なちゅらるーちぇ
11/23(土)オーガ=ツクフェスタ2024@鹿児島市ドルフィンポート
11/24(日)おおすみオーガ=ツクマルシェ@なちゅらるーちぇ
12/21(土)おおすみオーガ=ツクマルシヱ@なちゅらるーちぇ

小規模生産者グループ【おおすみ百姓の森】 インスタ 

おおすみ百姓の森 公式HP 

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