2024年07月21日 18時02分

《伝統 》

垂水の鹿児島神社六月燈祭り賑わう~園児らの灯籠も展示

 鹿児島神社(下宮神社)の六月燈祭りが令和6年7月20日、垂水市鹿児島神社境内で行われ賑わいをみせた。

 鹿児島神社は、姶良郡隼人町の鹿児島神宮の領地の南の境界を示す境界社として、奈良時代末期に創建されたと伝えられ、以来神宮の末社として今日に至り住民には通称下宮神社として親しまれている。

 例年この時期に開催され夏の訪れを感じさせる六月燈祭り。今年は夏の暑さを感じる会場となったが、たくさんの地元の子供達や高齢者など地域住民が集まり、綿あめやイカ焼きなどの模擬店にも列ができるほどの大盛況だった。
 子供会や地元幼稚園児が制作した灯籠も展示され、子供達が描いた灯籠を写真に撮るなど和やかな風景となった。

 今年は夏休みに突入したばかりの子供達に何かできないかと、鹿児島神社イベント協議会が子ども縁日を企画し輪投げやサイコロじゃんけんなどで子供達を楽しませた。
 また、来場者に子ども用200本、イベント用800本の抽選券付きうちわを無料配布し、訪れた地域住民を最後まで楽しめる内容となった。

 親子で訪れていた幼児は、大きなかき氷を美味しそうに頬張り笑顔。技能実習生の外国人の姿も見られ日本の祭りを楽しいでいた。
 司会は地元タレントのよし俣とよしげさんが担当し、巧みな話術で出演者とのトークで会場を盛り上げた。

灯籠に火が灯る頃には、民謡踊りも始まり、観客を巻き込んで会場は大盛り上がり。地元出身の歌手やMBCで活躍しているジミー入枝さんのライブもあり老若男女が歌に聞き入っていた。最後はお楽しみの抽選会が行われ大盛況のうちに終了した。

 幼児から高齢者まで神社の境内に集まり、子ども達の声や会場の声が境内に響く昔ながらの地元のお祭りが地域住民を笑顔にし、夏の訪れを感じさせていた。

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