2024年12月10日 21時16分

《政経・産業 》

和田英作賞は、宮崎県の上田雄二さん「藁と玉葱」

和田英作生誕150周年記念 第10回和田英作・香苗記念絵画コンクール

 和田英作生誕150周年記念 第10回和田英作・香苗記念絵画コンクールが、令和6年12月8日(日)~15日(日)午前9時~午後5時(最終日15日は午後3時まで)、垂水市文化会館で開催中だが、表彰式が8日、同館で開催され、和田英作部門の和田英作賞には、宮崎県の上田雄二さんの「藁と玉葱」が受賞、表彰状と記念品が手渡された。

 主催は、和田英作・香苗記念絵画コンクール実行委員会
 共催は、垂水市・垂水市教育委員会

写真=和田英作賞の上田雄二さんと作品「藁と玉葱」

 同コンクールは、和田英作部門(高校生以上)と、和田香苗部門(垂水市内の未就学児、小・中学生)で開催され、各部門の受賞者が一堂に会し表彰式が行われ、同市出身の洋画家、葛迫幸平氏による、各部門受賞作品のギャラリートークが実施され、それぞれの作品の解説が行われた。
 また会場には葛迫幸平氏が模写した、和田英作の代表作「渡頭の夕暮」が展示されている。

写真=和田香苗賞の小谷さん

 この日は、尾脇雅弥市長が、和田画伯や軍艦マーチの瀬戸口藤吉氏の芸術家を輩出、垂水市のPRも含めあいさつ、表彰式が実施された。
 和田英作賞の上田さんは、「今回、なぜ玉葱を描いたかというと、8年位前に和田英作展が全国巡回したことがあり、富士山とバラの絵を観てとても素晴らしいと印象に残った。その中で玉葱と夾竹桃という作品にいたく感動。

 何気ないものをしっかり見つめて、その存在感をしっかり表現、自分もいつか玉ねぎを描いてやろうという思いになり、和田英作へのリスペクトを思いながら描いた絵です」など作品の思い入れなど述べた。

写真=尾脇市長があいさつ

写真=受賞の喜びを語る上田氏

 葛迫幸平審査委員長による講評があり、垂水市教育長の坂元裕人実行委員長によるあいさつがあり、ギャラリートークとなった。

写真=葛迫審査委員長の講評

 また、上田氏はインタビューに答え「5~6年前に和田英作記念館か何かあるのではと垂水を訪れ、アトリエを見学したが作品を見ることはできなかったが、そこで展覧会があることを知り、街角美術館にも訪れ、何年かして応募してみようかなと昨年から2度目の出展。

 鹿児島はすごい作家が出ていて、その中でも和田英作はあこがれの的でした。リスペクトそのもので、ちょっとでも近づけるように作品を描きました。出すからには賞を狙ってましたので、受賞の連絡がきたときは、やった!と飛び上がって喜び、家内とガッツポーズしました。

 招待作家になったので、ぜひこの展覧会を盛り上げていけるように、また新しい作品を出展したいなと思います。」など受賞の喜びを語っていた。 
 
 垂水市文化会館は、〒891-2104/垂水市田神3000/☎0994-32-3091)

写真=来場者に作品の説明をする上田氏

写真=葛迫審査委員長によるギャラリートーク

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