《行政 》
志布志市で平和教育に関する出前授業~8/16には演劇公演
演激集団インデイゴプランツの俳優、藤田さんら
平和教育に関する出前授業が、令和7年6月25日、志布志市の通山小学校と尾野見小学校で開催された。
戦後80年となる節目の年。
演激集団インデイゴプランツによる、戦時中の特攻隊を描いた演劇「桜舞」が、8月16日(土) 14時から志市志市文化会館で開催される。
その演劇に主演する俳優2人が、市内の4つの学校で、対話を通じて閻題を解決する大切さ、戦争や平和について考え、平和な社会形成のために表現し発信する力を育成する平和教育の出前授業を実施するもの。

写真=児童それぞれが向き合って「ありがとう」を伝える



この日は、演激集団インデイゴプランツ主宰で俳優の藤田信宏さん、三浦珠紀さんが、自己紹介、演劇に必要な声や発音について、母音や子音について説明し実際みんなで発声。
演劇に大切な体幹を感じるよう肩甲骨に意識を集中し少し狭め、両手の指先を揃え地面に付くようにまっすぐ伸ばし、腰を少しだけ前に出しみんなで姿勢をとるなど簡単なケーム等を行い、思いを一つにして、藤田さんが「私は7歳から中国武術をしてますが、人を倒して戦って勝つというより、人を倒すことよりお友達になれることのほうが強くなれる。
人を傷つけるより、相手と分かち合えるようにする。相手を否定することなく感謝の気持ちを持つこと。
そして戦後80年、今私たちがあるその歴史をつくってきた人たちの思いを感じ、感謝することが大事です…など語った。


写真=上野史姫さんと川崎玲奈さんがお礼のことば

演激集団インデイゴプランツは2009年に旗揚げ、2014から特攻をテーマとした「蒼空」を鹿屋市を中心に大隅半島の市町、東京周辺で演じてきた。
2022年からは「桜舞」を鹿屋市や県内各地、2025年には都城や延岡などでの公演、8月16日には志布志公演を行う。
藤田さんは「忘れてはいけないことをテーマに、演劇を通して平和の尊さ、命の尊さを伝えていきたい」と語っていた。
26日には、志布志小学校、野神小学校でも出前授業を開催した。