2026年05月21日 17時20分

《建設・インフラ 》

永小原法面崩壊箇所など大隅地域振興局管内で防災点検

 大隅地域振興局では、梅雨期前の県民防災週間(毎年5月第4週)に、災害発生の未然防止を図るため、災害危険箇所等の点検を実施。

 今年は、令和8年5月18日に、鹿屋市、曽於市、大崎町、肝付町の5ヶ所で、防災のための施設等の点検等が行いわれた。

 点検箇所は次の5ヶ所。
 ①肝付町花牟礼池(ため池)
 ②大崎町岡別府(治山)
 ③曽於市大隅町岩川(河川)
 ④曽於市財部町中谷(河川)
 ⑤鹿屋市永小原(道路)

写真=国道269号永小原工区の復旧箇所を視察

 肝付町新富にある防災重点農業用ため池の花牟礼池は、決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設等が存在し,人的被害を与えるおそれのあるため池で、受益面積は14.Oha (戸数85戸)、防災受益面積102.2ha。家屋被害想定戸数は9戸。

 農村地域防災減災事業(緊急防災)によりハザードマップ(浸水想定区域図)の作成。緊急時の迅速な避難行動につなげる対策。
 ため池マップ、緊急連絡網、緊急連絡先、浸水想定区域図の作成を行い、肝付町ホームへージに掲載、公民館等に掲示、説明会等の実施など行っている。

復旧治山事業 大崎町持留東地内は、令和2年7月の梅雨豪雨により山腹崩壊が発生し、土砂が市道へ流出。
 下流には人家等が近接していることから地域から早期の対応が望まれている箇所。令和4年から7年度で山腹工が行われている。

 曽於市大隅町岩川地区の菱田川流域は、令和7年8月7日~8日の豪雨があり、治水対策が行われているもので、氾濫をできるだけ防ぎ減らすための対策、適切な流下、貯留容量の確保を行う菱田川水系流域治水プロジェクトが行われている。

 庄内川・溝之口川 曽於市財部町中谷地内は、平成元年、同5年、同17年とたびたび溢水氾濫により沿川農地が浸水。
 平成22年7月の洪水では、局地的な集中豪雨により氾濫し本県において床上8戸、床下1戸、浸水面積55haの被害が発生。
 近年では、令和7年8月の豪雨により約21haの浸水被害が発生。

 家屋浸水被害を防止・軽減を図るため河川改修を実施し、総合流域防災河川事業が行われている。

国道269号永小原工区は年内にも復旧予定

 国道269号永小原工区の復旧については、指宿市を起点に錦江町を経由し曽於市へ至る主要幹線道路である国道269号線であり。災害時における迅速で確実な救援活動や物資輸送を担う緊急輸送道路にも指定されている重要な役割を持った路線。
 現況交通量は、令和3年度で1日に8049台。

 梅雨時期の多量の降雨により地中の含水比が上昇し、令和7年7月18日にL=19m、H=27mで法面崩壊が発生。
 崩土除去や法面上部の不安定土塊の除去、工事中仮設防護柵などが行われているが、現在、片側交互規制中。

 今後の予定は、令和8年5月に法面の用地取得が完了。6月中に工事発注を予定。
 復旧工法、吹付法枠工、ロックポルト102本、モルタル吹付工や鉄筋挿入工が行われ、年内に復旧が予定されている。

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