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鹿屋市で子どもたちの学校給食 有機食材採用 署名提出
子どもたちの学校給食における有機食材採用に関する署名の提出が、2026年3月10日、鹿屋市役所であり、大隅半島オーガニック給食の輪共同代表の竹中愛実さんらが、計773名分の署名簿を郷原拓男市長に手渡した。
大隅半島オーガニック給食の輪は、子どもたちの心身の健康と安全な食環境の実現を願い、有機野菜農家や子どもを持つ親らで組織され活動を続けている。
昨年3月には、中西茂市長や教育長、市議会議長に、「子どもたちの給食の有機食材採用を求める要望書」を提出、今回は署名簿をつけて郷原市長に手渡したもの。
また、昨年7月には肝付町にも同じように要望書を提出しており、同町での給食へ有機食材を納入しているメンバーもおり、今年2月には鹿屋市でも、小松菜が給食で試験的に使用されるなど、この地域でも少しずつ有機給食が進められている。
徳永さんらは、「昨今の食をめぐる環境の変化や、子どもたちの健康への影響を鑑み、鹿屋市においても段階的な有機食材の導入をご検討いただきたく、強く要望いたします。」など伝え、次の署名簿を手渡した。
大隅半島オーガニック給食の輪
鹿児島県鹿屋市串良町有里8591-306
代表 徳永順子
この署名は、子どもたちに安心安全な給食を食べさせたいと願う母親たちの集まる「大隅半島オーガニック給食の輪」から始まりました。
私たちは、子どもたちの心と身体の健やかな成長のために有機食材を給食に使っていただきたいと願っています。
私たちの中には、わが子の発育障害(発達障害、精神疾患、アレルギー・アトピーなど)や、家族の健康問題などに深く悩んでいる人や、わが子の食をめぐる社会環境に不安を感じている仲間がいます。
教育現場に携わる仲間のひとりは「集中力欠如の子どもたちが年々増えているのを実感している」と子どもたちの異変に危機感を覚え、調べたところ統計的にも特別支援学級の数が実際に急増していることが分かりました。
私たちは、ひとつの可能性として、利益重視や効率化重視で収穫量を増やしたり、見栄えをよくするために使用している消毒剤・除草剤・殺虫剤などの農薬類と化学肥料等の微量成分が食べもの中に含まれていることが原因のひとつではないかと考えています。
その土地でとれた旬の有機食材には「生命力」があります。医食同源という言葉があり、食べものは身体を作り、また身体の病を治してくれます。
国が許可した農薬だから使用しても安全という発想ではなく、多少形が悪く作業効率が落ち、価格が高くなったとしても、「子どもたちが食べる食材は、大自然の生命力のある食べものであること」を最優先に考えていただき、有機食材を大切にしてほしいと切実に願っています。
また、作り手の思いが込められる温かい「自校調理方式」も、できることなら復活していただきたいと願っています。
子どもは未来を支える社会全体の宝物です。心と身体が健やかに発達するために学校給食は必要不可欠です。
段階的に1品からでも前向きに取り組んでいただけますよう、以下の通り要望いたします。
(ここでの有機食材とは、有機JAS認証ではなく「化学薬品不使用の農産物を含む食品(農薬不使用・無化学肥料・非遺伝子組み換え・非ゲノム編集)」の意味で使っている。)
【要望】
1パンや麺の原料小麦は「国産小麦」を使用してください。(九州産や地元産は尚可)
2米・野菜等は「有機農産物」を使用してください。(九州産や地元産は尚可)
3塩と砂糖は「精製されていないもの」、調味料は「合成保存料・合成甘味料・合成アミノ酸・遺伝子組み換え不使用のもの」を使用してください。
4肉魚卵などのたんぱく質は地元産のもので、なるべく自然に近い環境で飼育、捕獲されたものを使用してください。
5有機農産物の取り扱いに際し、不揃いで泥付きの野菜などを処理するために必要とされる下処理施設及び関連設備のための追加予算を確保してください。
6有機農産物の取り扱いに際し、複数生産者からの受け入れ調整等が必要になるなどの付随する追加負担について、対応職員の増員、関連職員の給与増額(栄養士、調理員等)等のための追加予算を確保してください。
7有機食材に変えて差額が生じた分は行政側が負担してください。
8有機食材を納入する生産者が増えるように支援をしてください。
9行政は農薬散布(航空防除、ドローン散布含む)を積極的に推進しないでください。
※アメリカ・カナダ産小麦は収穫前に枯葉剤(グリホサート)を散布しているため残留農薬が検出されています。
学校給食のパンについて農民連食品分析センターが2019年6月~2020年1月に調べたところ、14個のうち12個から検出されました(うち不検出2個は地場産小麦粉や米粉)。私たちは学校給食での輸入小麦を使用した食品を子どもたちに食べさせることに強い不安を感じています。
この日は郷原市長も、「オーガニック食品への志向性の高まりを感じ、意識の高い人であるほどその志向性は高いと感じている」など話し、姶良市などでの取り組みや、今度の市議会での質問があったことなど挙げ、「できることから始めていく」など語っていた。
また、鹿屋市は食数も多いことからロット数が必要だが、徳永代表らは「鹿屋市ではJAS認定を取得しないと給食で有機食材として納入できない形になっているが、宮崎県綾町のように独自のシールとかを貼り有機野菜を販売するなど取り組みをしている。鹿屋市もJAS認定含め、そうした独自の形で、有機で頑張っている農家を囲い、推進するシステムなどぜひ考えて欲しい」など語っていた。














































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