2026年05月09日 15時27分

《観光 》

豪商の商家や武家屋敷改修 食と癒し宿泊の複合施設

志布志にHOTEL RACCAN おにぎりと定食の店 山中商店 美容サロン Base本店

 明治期の商家を改修した複合施設が、2026年5月1日に志布志市の市役所近くにオープンした。

 明治時代の豪商の商家「山中氏邸」を改修してオープンしたのが、ホテル「HOTEL RACCAN」、おにぎりと定食の店「山中商店」、美容サロン「Base本店」。

写真=おにぎりと定食の店「山中商店」

写真=美容サロン「Base本店」

 志布志麓に残る江戶時代に建築された貴重な歴史的建築物がずっと空き家だったのを大規模改修。

 歴史的まちなみの維持をしてくのは大変な労力が必要だが、その存続のためにも事業を複合的に展開。

 さらに、物流における国指定の重要港湾であり関西からのフェリーが就航している志布志港からの来訪客に対し、大隅半島エリアへの周遊観光の拠点としての食や宿泊を提供。滞在時間の⻑期化による地域の活性化も目指している。


 特に志布志は、鎌倉時代頃から交易が盛んに行われていた港(津)町。
 平安時代末期から武士が集住しできた「志布志麓(日本遺産)」、中世に築かれた山城「志布志城」跡が今なお残っており、江戸末期には「密貿易港」として繁栄し、現在の商店街地区は「志布志・千軒町」と謳われていた歴史あるまち。

 その商家であった「山中氏邸」と、江戸時代の武家屋敷「木下氏邸」を、江戸時代、明治時代の雰囲気を残しながらホテルとしてリニューアル。
 山中氏邸が主屋(フロントおよび客室2室)で、木下氏邸(1棟貸し)からなる分散型ホテルとなっている。

 さらには、もう1棟には、この夏にベーカリー「Bakery Raccando」、チーズケーキ専門店「HOUVI CHEESECAKE」が開業する予定で、計4棟の複合施設が誕生。

 今回の事業をきっかけに、志布志の独自の価値を生かした生業をつくり、地域内の将来的な観光消費額の増加を目指し、地域資源の発信および持続的な事業の展開へつなげたいと考えてのオープンとなった。

写真=美容サロン「Base本店」店内

 運営をしていくのは、株式会社ラッカン(武元隆代表取締役)。
 武元社長は、鹿屋市で美容室を経営。今回、空き家や古民家も含めた施設での次の事業展開を考えていたところ、志布志市の武家屋敷等の情報を知ったという。

 その歴史的存在の価値を知り、また志布志港がありインバウンドも含め大隅半島の観光のハブとなるような複合施設として、美容室に加え、日本人のベースとなる定食、おにぎり、パンが食べることのできる店。

 そして和のテイストを活かしたホテルも、山中商店の2階に2室、少し離れた場所にある武家屋敷「木下氏邸」を一棟貸しとして整備。

トータルで結婚式もプロデュース

 さらにもう一つの事業展開としては、おにぎりと定食の店となっている山中氏邸の1階は、オープンスペースにすると広々と使え、そこで小規模な結婚式も開けるようなレイアウトになっているという。

 裏の建物が美容室、その2階では貸衣装、式場の広間と食事、チーズケーキも含め引き出物や、花屋も関連事業として関わっており、トータルで結婚式をコーディネート。

 様々な事情で式を挙げられないカップルや、挙げられなかった夫婦など、この複合的な施設でリーズナブルに披露宴ができ、また歴史的建物や庭でプロのカメラマンにより新郎新婦の写真を撮り、親族や親しい人たちで食事会をするスタイルなどもっと気楽に祝福する場にも活用できるよう提案しプロデュースしていきたい…とも。

 ▽おにぎり・定食の店「山中商店」
 販売は11:00〜17:00(売切れ次第終了)
 ランチ(店内飲食)は11:00~14:30
 
 ▽「Base本店」
 営業時間:9:00〜18:00
 定休日:月曜日

美容サロン Base本店 インスタ 

分散型ホテル「HOTEL RACCAN」公式予約サイト

 ホテルインスタ 

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