2024年07月12日 17時01分

《食・物産 》

希少品種「かなやみどり」の志布志茶をセブンイレブンで

 しぶし茶を使用した新商品発売記念イベントが、令和6年7月10日、セブンイレブン志布志有明町店で行われ、近くの園児も駆けつけ一緒に乾杯、新発売を祝った。

写真=通山こども園児といっしょにカンパーイ

 今回発売される「かなやみどり」という品種は、希少品種であり、穏やかで軽やかな甘みがあり、最大の特徴は「ミルク」のような甘い香りだという。昨年に続いて志布志市の特産品である「しぶし茶」を使用した新商品が発売されるもの。

 この日は、㈱セブン‐イレブンジャパン南九州ゾーンの花山徹ゾーンマネージャーが「2011年県初出店から今、212店舗で出店、志布志市内では5店舗があり、志布志市の課題解決の一助になればと昨年、志布志産茶葉を使った商品を販売。

 今年度も生産者が情熱を込めていただいた素晴らしい農作物、その優れた魅力や生産者の思い、これらを消費者にお届けするコンセプトのもと、希少品種、志布志産かなやみどりを使用した素晴らしい商品を作ることができました。」などあいさつ。

  同商品本部地区MD統括部九州地区の福田元太マーチャンダイザーが「志布志市でとれた茶葉の一番茶を使用、全国収穫量の1・2%という非常に希少な茶葉を使ったソフトドリンク。

 一番茶というフレッシュでまろやかな香り、甘みが非常に特徴となっている。ボトル缶を開けて鼻を近づけてみてほしい。香りがふわっとし飲み口もごくごく飲めるようになっている」など商品説明。

写真=あいさつする下平市長

 ㈱伊藤園広域流通営業本部CVS営業本部の猪瀬顕課長が「お茶の品種を改めて盛り上げていこうと、メインとなるヤブキタという品種の他にもいっぱあり、その認知度を高めていこう、生産農家の応援という意味で今回発売。

 志布志市とは1976年から茶産地育成事業で良質な原料を100%買取り、いい商品を提供するという仕組みにより九州を中心に2500haほどで展開。

 収穫量も年間9000㌧、荒茶が約7万トンであり、うち12%が同事業でまかなえている。日本クラフトで改めて日本のお茶業界を盛り上げていきたい」など語った。

写真=希少品種、志布志産かなやみどりの素晴らしい商品です…など話すセブン‐イレブンの花山徹氏

 志布志市の下平晴行市長が「志布志茶の優良品種、かなやみどりを100%使用した商品で、志布志市の生産者が安全安心を第一に生産、その品質は全国トップレベル。
 志布志市のお茶生産の持続可能な取り組み、そしてかなやみどりを全国の皆様にお届けできる機会をいただいた。」などあいさつした。

 通山こども園の園児たちも集まりいっしょに乾杯、新商品のふるまいがあり、お代わりをする園児もいて子供たちからも人気だった。

 志布志茶を生産している㈱堀口園の堀口将吾代表取締役は、「生産されるお茶の8割以上はやぶきたで、静岡では9割近くであり、品種の多様性ということでは鹿児島県がダントツです。

 かなやみどりは、ミルクを連想するような香りが特徴で、程よい渋みと旨味のバランスがいい品種となります。ただ美味しいというだけでなく単一の品種で出していますので、おいしいプラス品種の特徴が出せる原料が供給できたと思います。

 志布志茶はバラエティに富んだ品種を栽培していますので、嗜好も多様化している中で、産地としての足腰の強さがあり、消費者のニーズに合った提案をこれからもし続けていきたい。」など語っていた。

 「しぶし茶」を使った緑茶飲料「ニッポンクラフト かなやみどり」は、390ml・168円(税別)で九州エリアのセブン‐イレブン店舗で7月9日(火)より順次発売されている。

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