《政経・産業 》
大崎町で地域活性化起業人プログラム派遣協定調印式
兵庫県の合同会社カタナドリームスがスポーツによるまちづくりで
大崎町と合同会社カタナドリームスにおける地域活性化起業人プログラム派遣協定調印式が、令和7年4月10日、町役場で開催された。
プログラム概要等について説明があり、派遣協定調印があり、派遣先の東 靖弘町長、派遣元法人の合同会社カタナドリームスの栗崎純一代表がそれぞれあいさつした。

写真=協定書を手にカタナドリームスの栗崎代表㊧と東町長
この事業は、総務省が推進する「地域活性化起業人」制度を活用するもの。
三大都市圏に所在する企業等と地方圏の地方自治体が、協定書に基づき、社員を地方自治体に一定期間(6か月から3年)派遣。
地方自治体が取組む地域課題に対し、社員の専門的なノウハウや知見を活かしながら即戦力人材として業務に従事することで、地域活性化を図る取組。
大崎町では、スポーツにおける各種施策を実施するにあたり、これまでの経験を生かした助言や効果的な事業の提言または実施を、企業のノウハウや人脈を生かしながら進め、本町のスポーツを核とした町づくりを推進することが目的。

同町では、スホーツを核とした町づくりにあたり、これまで陸上競技の聖地創りプロジェクトにより鹿児島県の施設ジャパンアスリートトレーニングセンターと一体となってソフト・ハードの両面から事業を推進してきた。
また、令和6年度からは町総合体育館の改修も始まり,今後様々なスポーツの合宿や大会の誘致を行い更なる地域活性化を推進していくことが期待されており、地域連携協定を締結する株式会社デルフィーノスポーツが運営する「兵庫デルフィーノ」やビーチバレーチーム「バクスカタナ」をマネジメントする合同会社カタナドリームスと交流及び町づくりの協議を重ねてきた。
今後、スホーツにおける各種事業を展開するにあたり、スポーツにおけるマネジメントや人材育成、イベント企画などを実施してきた合同会社カタナドリームスの経験や専門的知識からの提言・助言、企業のノウハウや人脈を生かしながら、町のスポーツを核とした町づくりを推進することを目的に職員の派遣に関する協定を取り交わすものとなる。
愛知県岡崎市の合同会社カタナドリームスは、スポーツマネジメント・イベント興行・リーグ興行、一次産業活性化・地方創生・人材育成を行う会社。
大崎町において取り組む主な業務は、次の通り。
▽スポーツ事業によるまちづくりの推進
▽アスリートの移住定住施策の支援及び提案
▽企業版ふるさと納税の推進
▽その他
〈事業期間〉
令和7年4月10日から令和10年3月末日までの約3年間を予定。

今回、合同会社カタナドリームスから派遣されるのは、言上真一氏。
言上氏は、兵庫県南あわじ市がホームタウンのV.LEAGUE兵庫デルフィーノのOperations Director。
バレーボールのポジションは、ミドルブロッカー。
バレーボールコーチ、フードコーディネーター、秘書などのスキルを持ち、六次産業化、地域力創造など事業の手伝いも行う。
大崎町には、ビーチバレーボール専用競技場があり、すでにスポーツの振興によるまちづくりについての地域おこし協力隊が活動。
兵庫デルフィーノの選手トライアウトも行い、大崎でのチーム作りによるアスリートの移住定住を進めている。
また大崎町の特産物をホームタウンのイベントや遠征先で販売などにもチャレンジしていくという。