《医療・福祉 》
女性が働きやすい「えるぼし(3つ星)」認定 (社福)恵仁会
えるぼし(3つ星)認定式が、令和7年10月2日(木)、鹿屋市下祓川町の社会福祉法人恵仁会特別養護老人ホーム鹿屋長寿園(池田志保子理事長)で行われた。

写真=厚生労働省鹿児島労働局の佐藤室長が池田理事長へ認定証
えるぼし認定は、2015年に制定された「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、 女性の活躍促進の取り組みが優良である企業が受けられる認定制度。
女性活躍推進法は、社会における働く女性の環境整備と、少子高齢化における労働力の減少を補うという2つの目的で制定された法律。
同法により、事業主が従業員の仕事と子育ての両立を図るため、雇用環境の整備などを具体的に定める計画の策定・届け出をおこなった企業のうち、女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況が優良であるなど、一定の要件を満たした場合に、厚生労働大臣の認定を受ける。

認定を受けた社会福祉法人恵仁会は、女性活躍推進について次のメッセージを伝えている。
恵仁会では、性別に関わらずすべての社員能力を最大限に発揮てきる職場環境の整備を重要な経営課題と捉え、継続的な改善に取り組んてまいりました。
特に女性職員の職場環境の整備、ライフイベントに応じた柔軟な働き方の導人を進めて参りました。
今回は、法人内の働き改革の促進や、女性や若年層の採用力の強化の一環として「えるぼし認定制度」に申請を行いました。
5つある認定要件、男女の採用競争率、男女の継続就業年数、月45時間耒満の残業、女性の管理者比率、キャリアコ-ス(非正規から正規転換の実績) を満たし、1つ星~3つ星と3段階ある内の5つ全ての認定要件を満たした企業に認定される「3つ星」を取得することがてきました。
今回はその認定式が行われたもの。
この3つ星認定は、大隅半島の社会福祉法人では初となり「今後も、職員の多様な価値観やライフスタイルを尊重しなら、誰もが活躍できる職場環境の実現に向けて取り組みを強化してまいります。」としている。
この日は、厚生労働省鹿児島労働局雇用環境・均等室の佐藤かおる室長が訪れ、池田理事長へ認定証が手渡された。
池田理事長は「夫婦や親子で働いている職員も多く、女性の働きやすい職場づくりに取り組んできました。
管理職も女性が増え、職員の要望を取り上げて自分たちで作り上げてきた。今後さらに(えるぼし認定の次の認定となる)プラチナえるぼし認定を目指していきたい」。
佐藤室長は「これまでの取り組みもですが、理事長が率先してプラチナ認定を…と言われ、女性活躍、女性の働きやすい職場だと思います。今後もさらなる取り組みをすすめていただきたい」など語っていた。
恵仁会の林田貴久法人統括本部長は、「女性活躍推進のためにいろんな計画、週休3日やテレワークなどの取り組みをを行ってきて、重いものを持たないでいいようにロボットを導入したり、特に最近、外国人も多く年齢層も若くなって、女性も外国人も働きやすい職場にしていきたい」。
鹿屋長寿園クリエイティブオフィスの小中原陽子クリエイティブチーフは、「職員の皆さんに少しでも長く働いてもらえるよう、職員の要望や声に柔軟に対応してきて、今回の認定で名刺やホームページでもえるぼしをPRできますので、皆さんに知ってもらい、より働きやすい働き甲斐のある職場にしていきたい」など話していた。