《グローバル 》
異文化理解を深めたい~鹿屋から2人 ベトナム視察報告
県青少年国際協力体験事業「世界へ飛び出せ!! study tour inベトナム」に参加の中学生と高校生による鹿屋市への帰国報告が、令和7年8月12日、鹿屋市役所であった。
世界へ飛び出せ! ! Study tour inベトナムは、県内の青少年を開発途上国へ派遣し、現地での交流や青年海外協力隊員の活動現場の視察等を通して、国際協力に対する理解を深め、国際性豊かな人材を育成することを目的として実施されたもので、派遣期間は、7月19日~26日までの7泊8日。
派遣団は、県内の中学生9名、高校生9名の18名で、うち2名が鹿屋市国際交流協会の推薦で派遣され、3泊4日のホ-ムスティで、現地で活動する海外協力隊員の活動視察や、現地中学生との交流等を行ったもの。

鹿屋市から派遣された2人は、鹿屋市立串良中学校1年生の近藤夕香さんと、鹿屋市立鹿屋女子高等学校3年生の四郎園茜音さん。
この日、鹿屋市国際交流協会の坂元浩幸会長、理事の郷原信一市長公室長、事務局長の鳥越賢二政策推進課長が同席し、中西茂市長と、中野健作教育長が対応、二人の帰国報告を聞いた。
近藤さんは、以前、台湾からのホームスティを受け入れたことがあったが、言葉が通じず悔しい思いをした。
英語の勉強をしているが外国人と接する機会がなく、この機会に外国人と話し、コュニョンをとりたいため。
また、異文化や外国の衣食住についても知りたい。また、自分自身が習っている日本舞踊や日本文化について派遣先の方に伝えたい…として参加。。
四郎園さんは、多様な言語が飛び交う環境で、コミュニケーションをとり、言語を学びたい。
異文化理解を深め、多様な価値観を受け入れ、自身の視野を広げたいとして参加。

二人が、ベトナムでの写真を使って活動の様子をそれぞれ報告。市長や教育長から、ホームスティ先の家族のことや、今後の進路ややりたいことなどの質問があり、感想を述べていた。
近藤さんは「もっとしゃべることが出来ると思って行ったけど、思ったより会話ができなかったので、さらに勉強して交流ができるようになりたい。」
四郎園さんは「伝えたいことを1~10、丁寧に言ってやっと伝わることが多く、将来、警察官になりたいと思っていて、すべてをしっかり伝えるということが出来るよう頑張りたい。交流としてはすごくいい形で交流ができ、外国人に対してちょっと怖いというイメージで最初は全然だけだったけど、ジェスチャーとかも入れ、相手もゆっくりしゃべってくれたりでだんだん通じるようなった。もっといろんな人に思いを伝えられるようになりたい」と話していた。