2024年06月14日 13時31分

《議会 》

中西市長の給与1/10、3か月間の減額~鹿屋市議会開会

 令和6年6月鹿屋市議会定例会が、6月14日開会、中西茂市長が、提案されている予算案等について提案理由説明を行い、冒頭、4月23日の日本郵便株式会社九州支社からの記念切手贈呈式における市長の発言に関する経緯と対応について次のように説明があった。

 「エアーメモリアルinかのや」の開催に合わせた記念切手贈呈式の懇談の席で、切手シートに載っている海上自衛隊鹿屋航空基地のヘリコプターの図柄を見て、4月20日に発生した墜落事故の機体と同型であり、価値が上がるのではないか、というような発言をしてしまいました。
 
 この私の発言は、搭乗されていた隊員の御家族や関係者の心情を思えば、全く配慮を欠いた不適切な表現であり、多くの皆様に不快な思いをさせてしまい深く反省しております。

 市長の言葉の重み、影響を十分に認識し、御家族や関係者の皆様に心を寄り添えていれば起こり得なかったことであり、私自身の未熟さを改めて認識しております。

 市民の皆様をはじめ多くの方から不適切な発言である旨の御指摘や、小松島市議会からの決議もいただいております。
また、先月20日には鹿屋市議会から今回の件について厳しい内容の申入れもあり、重く受け止めております。

 私としては、このような御意見や申入れをしっかりと胸に刻み、二度とこのようなことがないよう発言には細心の注意を払うとともに、自分自身を厳しく律してまいりたいと思います。
 改めて、事故に遭われた隊員の御家族や関係者の方々、市民の皆様に深くお詫び申し上げます。

 私は、今回の件についてその責任を重く受けとめ、自らの給与について、10分の1、3か月間の減額をしたいと考えております。

 なお、今回の墜落事故については、7名の隊員が行方不明となり、懸命な捜索活動が行われておりましたが、今月11日に防衛省から死亡の判断に至ったとの発表がありました。

 今回の事故でお亡くなりになられた8名の隊員の御冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し、謹んでお悔やみを申し上げます。

写真=市長の給与減額の条例提案の説明等を行う中西市長

 鹿屋市長の給与について令和6年7月1日から同年9月30日までの間は、10分の1を減じて得た額とする、鹿屋市特別職の給与に関する条例の一部を改正する条例については、米永淳子議員が「10分の1、3ケ月の根拠は」、繁昌誠吾議員「市民の声として10分のいではなく2分の1、30%という声もあった」、岡元浩一議員が「臨時議会を開くなどもっと早い対応ができなかったのか」などの質疑があり、同条例は可決された。

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