《鹿屋経済同友クラブ 》
大隅半島、県全体の 均衡ある発展を目指し
鹿屋経済同友クラブ
鹿屋経済同友クラブ(中原浩一会長)の令和5年度総会と親睦会が6月8日、鹿屋市のホテルさつき苑であり、令和4年度事業報告、収支決算、令和5年度事業計画、収支予算が決められた。
写真=写真=錦江湾横断道路の早期実現を…など中原会長があいさつ
観光客が急増し償還30年が10年に
中原会長が「地方の活性化の促進、地域社会の均衡ある発展の為に、これまで重点運動目標として、錦江湾横断交通ネットワーク(桜島架僑)の建設推進に向けての提言活動や東九州自動車道の建設・整備促進を掲げてきいました。
昨年10月に、長崎県の雲仙岳災害記念館や熊本県の天草五僑等への滉察研修を実施。約5年間に亘って甚大な被害をもたらした「雲仙岳」周辺の火山灰に埋もれた家屋を目の当たりにすると、同年7月に噴火警戒レベルが「5」に引き上げられた桜島の状況が思い出され相応の備えをするべきと改めて考えさせられました。
また、天草五橋は、九州本土と天草をつなぐ5つの僑で、昭和41年9月の開通以来、天草への観光客が急増した結果、償還期間30年を見込んだ有料道路であったところ、わずか10年での無料道路化を実現することができたと伺っています。
今回の視察研修の実感として、錦江湾横断道路の実現は、防災・観光の両面から、大隅半島はもちろん鹿児島県全体の振興発展に必、要不可欠であると再認識した次第です。
早期実現に向けての活動として、令和4年10月に、垂水経済同友クラブ様、大姶良経済文化同友クラブ様、鹿屋西部商工同友会様と共同で、垂水市新城地区へ「錦江湾横断道路の早期実現を」と掲げた看板を設置し、認知度の向上にも取り組んでおります。
これからも、当クラブとしましては、4団体の相互協力はもとより、鹿児島市の桜島大橋推進協議会とも連携を図りながら、要望活動や例会活動などを通じ、大隅半島そして鹿児島県全体の均衡ある発展を目指し活性化に繋がる具体的なプランの提言・作成をもって、当クラブの運営を行って参りたい」などあいさつ。
「親睦ゴルフ大会」「錦江湾横断道路の早期実現に係る看板設置」「雲仙・天草五橋への視察研修」「錦江湾横断道路の早期実現に向け手の例会」など令和4年度の事業を報告した。
令和5年度事業計画の運営方針は次の通り。
鹿屋・大隅における経済人は、本クラブの名のもとに結集し大局的な見地から、大隅半島の地域経済発展のために、産学官及び関係巨体と強力々連携をはかり、商工業並びに農林畜水産業の発展と会員の生活向上を推進する。
写真=写真=懇親会で情報交換と親睦を
官民一体でさらなる活動を
次の主な重点運動目標を決めた。
〈基幹都市としての交通体系の確立〉
▽錦江湾横断交通ネットワーク(桜島架橋)の建設促進
▽東九州自動車道志布志IC~奈留IC間および南郷IC~日南IC間の早期完成、奈留IC~南郷IC間の整備計画路線への昇格推進
▽大隅縦貫道笠之原IC以南の整備促進。
総会終了後、多くの来賓が出席し懇親会が開かれ、中原会長が、東九州自動車道や大隅縦貫道、錦江湾横断道路建設運動など含め「ご臨席いただいた皆様としっかり連携し、官民一体となってさらなる活動を」などあいさつ。
来賓の紹介があり、代表して森山裕衆議院議員(池田和弘秘書)、中西茂鹿屋市長が、「錦江湾横断道路建設が一日も早く実現できるように」「今年は夏祭りや国体、高校総体などが開催される。皆さんで盛り上げて」など来賓あいさつ。
新屋浩一鹿屋商工会議所会頭の乾杯の音頭で懇親の場に入った。
締めの言葉を、錦江湾横断道路推進協議会会長の久保薗東一副会長が、錦江湾横断道路の進捗状況などにふれ話し、閉会となった。