《医療・福祉 》
地域福祉担う人材育成や交流の場創出~鹿屋市福祉まつり
令和7年度鹿屋市福祉まつり~ふくしのばんぱくが、2025年10月4日(土)、リナシティかのやで開催された。
地域福祉を担う人材の育成や交流の場を創出し、地域福祉への興味・関心を高め、本市の社会福祉の更なる充実を図るため開催。
表彰式典では、同市の地域福祉の向上に対し貢献された方々に対する次の表彰が行われた。

写真=福祉・ボランティア作文コンクール小学生2年生の部最優秀賞の北山君に表彰状

写真=輝北中2年の平野日葵さんによる作文発表
【鹿屋市保健福祉関係顕彰】
〈高齢者福祉部門〉高齢者福祉の振興に貢献し、その業績が顕著な方
有川千代子 笠之原町
久木田三郎 川東町
永吉政春 川西町
渡部隼利 寿6丁目
井之上ミサ子 西祓川町
〈障がい者福祉部門〉障がい者福祉の振興に貢献し、その功績が顕著な団体
就労継続支援A型サポートかのや 寿4丁目
〈保健・医療部門〉保健・医療等の充実発展に貢献し、その功績が特に顕著な方
才田博幸 新川町
栗栖佳夫 白崎町
〈児童福祉部門〉児童の健全育成に貢献し、その功績が特に顕著な方
山岡正人 笠之原町
〈母子寡婦福祉部門〉
母子寡婦福祉活動の育成強化に貢献し、その功績が特に顕著な方
繁昌民子 上野町
〈社会福祉部門〉
民生委員児童委員として長く従事している方
福岡よし子 串良町上小原
休坂さよ子 吾平町上名
米盛宍子 南町
西中村照美 寿4丁目
藤園智信 花岡町
【鹿屋市社会福祉協議会会長表彰】
〈ボランティア個人〉個人として、過去7年以上にわたり率先してボランティア活動等を行い、又はホランティア活動への支援を行い、現在も引き続き活躍中の者てあって、その活動か他の夜毳となっている方
﨑山俊一 川西町
〈ボランティア団体〉
団体,社会福祉施設

写真=社福恵仁会池田理事長が受賞者代表あいさつ
国立大学法人一橋大学大学院ソーシャル・データサイエンス研究科の檜山敦教授による「健康と社会とのつながりを支える先端テクノロジー」の演題で基調講演があった。
65歳の平均余命は、戦前が男性9.89年、女性11・88年。2022では、男性19・4年、女性24・30年。
健康な高齢者であっても、社会的な孤立と閉じこもりが重なると、どちらも該当しない高齢者に比べ、6年後の死亡率が22倍に上昇する高齢者の社会的な孤立と健康リスクという現状がある。
健康寿命から、生活や社会へのエンゲージメント、特に社会や他者との積極的な関わりを持ち続けられる人生期間としての貢献寿命(Engaged Life Expectancy)の延伸を考えてみる。
貢献度尺度は、社会とつながり役割を持ち、誰かの役に立つ、感謝されるといった関わりを持つ程度。客観的にみて社会的な役割やつながりを持っていること。自分の存在や行動や役割に対して、他者からフィードバックを得ていること。
個人の日常の振り返りとして、獲得した老後の時間をいかに豊かなものにしていけるかを確認する。
地域診断への応用.貢献寿命の長い地域は住民と社会とのエンゲージメントが生まれやすい性質を持つ。
テクノロジーを援用することで健康寿命よりも長い貢献寿命が持てる可能性もある。
生涯学習、趣味のイベント、ボランティア・インターン、仕事などの社会参画の機会創造プラットフォームで、憩いの場、コミュニティを可視化し居場所を見つけていく…などを説明し、各地の事例を紹介。
多世代によるモザク型の社会参加コミュニティの醸成が必要で、誰かのWellーbeingに貢献する活動が、外出するきっかけとなり、結果として自分自身の健康につながる…など話した。

写真=檜山敦氏による基調講演
また、リナシティ各フロアーで「ふくしのばんぱく」があり、もしもに備える!防災ボトル作成、eスポーツ体験、おもちゃ病院や、ボランティア団体等による活動紹介、市内福祉事業所によるグルメ・雑貨販売などがあっておおいに賑わっていた。

写真=ふくしのばんぱく会場(以下同)












