2024年01月28日 13時58分

《グルメ 》

美味しいラーメンと養豚とを事業で循環、SDGsな店

鹿屋市笠之原町の「らーめん太桜(TAOU)」

 鹿屋市笠之原町に昨年11月にオープンした「らーめん太桜(TAOU)」。

写真=看板メニューの太桜らぁめん

 看板の太桜らぁめんは、見た目は醤油系だがとんこつをベースにした背油スープで、コクや深みがありつつすすっと食べることができ、チャーシューに煮たまご、ネギ、もやし、メンマ、海苔が1枚添えられ、好みのラーメン。

 トッピング用にニラ炒めと紅生姜も。

メニューは、
太桜らぁめん850円
塩らぁめん850円
中華そば850円
 替玉300円
 チャーシュー肉増し300円

焼きめし650円
半焼きめし400円
ごはん大200円
ごはん小150円

ラーメンセットは
ラーメン+焼き飯1300円
ラーメン+半焼き飯1100円。

写真=広々とした店内

 代表の荒川猛雄さんは、大阪でもラーメン店を持ち、祖父の代から養豚も営んでいて、大隅半島には、その関係で焼酎粕を利用したいと10年ほど前に訪れていた。

 養豚業を営む中、その糞尿をたい肥、焼酎粕を飼料になど循環させるシステムを計画。
 鹿屋市にも農場を持ち、とんこつスープやチャーシューなど、ラーメン店を営業する中で、豚そのものも合わせて循環させる事業を展開しようと進めていたが、コロナウイルス感染もあって足踏みしていた。

 そこにきてまた、国際情勢などで飼料や肥料も高騰、養豚とラーメン店とを事業として循環させるようなSDGsなシステムが求められ、それを実現させることで持続可能な社会を目指し、地域にも貢献していきたいと思いを語っている。

 大阪では官公庁とタイアップして給食センターの食品リサイクルのノウハウもあり、飼料作りについても必須アミノ酸やたんぱく質など栄養素の知識もあるという。

 今回、そうしたことを含めた鹿屋でのリスタート事業として「らーめん太桜」をオープン。

 11月27日にオープンしてから、メニューも月を追うごとに増やしていく予定で、2月にはみそラーメン、順次、鹿児島辛麺、ギョーザ、ちゃんぽん麺と、訪れる度にメニューが増えていく楽しみも。

 目指すラーメン店と養豚とを循環させ、社会にも貢献したいという事業展開には、ラーメン店を増やしていく必要もあり、鹿屋をセントラルキッチンとして具材等を準備、九州内の各県にまずは2店舗ずつ順次増やしていきたい…とも。

 また、他のラーメン店も含めて飲食店にも自社肉の卸売り、ギョーザの具材を提供できるようにしたい。将来的には麺づくりもしていきたい…など構想もあるという。

写真=ニラと紅生姜

 店内は、カウンター席が12席分あるが今、椅子は9席。
 ゆったりとした6人掛けのテーブルが6あり、駐車場も広いのでビジネスマンや、休日等はファミリーで利用しても大丈夫な店。

営業時間は、11;00~15:00。
年中無休。

〒893-0023 鹿児島県鹿屋市笠之原町12−38
笠之原石油の斜め向かい。

写真=代表の荒川さん

らーめん太桜(TAOU) インスタ 

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