2026年01月08日 22時16分

《教育・社会 》

大崎事件 鹿児島地裁に第5次再審請求 他殺でなく事故死

 47年前、1979年に大崎町で男性の遺体が見つかった「大崎事件」で、殺人罪などで服役した原口アヤ子さん(98)の弁護団が8日、第5次再審請求を鹿児島地裁に申し立てた。

 原口さんは、一貫して無罪を訴え続け、再審、裁判のやり直しを求めてきたが、昨年2月には、最高裁が第4次請求を退けていた。

 当初から殺害への関与を否定し、弁護団は死因が他殺でないと主張するも、確定判決は、原口さんが元夫らと共謀して義理の弟を殺害したと認定。

 これまでの再審請求では第1次の地裁、第3次の地裁と福岡高裁宮崎支部で再審開始決定が出たが、いずれも上級審で覆っている。

 第5次請求では、「男性が他殺ではなく事故死だった可能性が高い」と男性の心に関して法医学者の鑑定や、共犯とされた関係者の供述鑑定を証拠とする。

写真=第4次請求でメッセージを伝える支援者の武田氏㊥

 原口さんが高齢のため、申立人は長女京子さん。

 高齢の原口さんは施設に入所中で立ちあえず、弁護団が5回目の再審請求を鹿児島地裁に申し立てた。

 原口アヤ子さんの無罪の訴えを、長年支援し続けている武田佐俊さん(83)は、「明日9日には、袴田事件の袴田秀子さん、青木恵子さん、西山美香さんらと『死ぬのを待つかのように98歳の原口アヤ子さんを法廷に立たせようとする大崎事件は異常。正義は必ず勝つ』などが書かれた横断幕をもって面会する予定です。

 これまで地裁で2回、高裁で1回、9人の裁判官、そして最高裁では1人、計10人の裁判官が開始を支持してきた中で、最高裁で却下された。

 この国の司法は異常で人権を無視。冤罪の在り方についても、誰かがしてくれるだろうという世の中の風潮がある。

 今回地裁で認められても検察は不服申し立て、高裁でも特別抗告となるとまた5~6年かかってしまう。
 100歳を超え死ぬのを待っているとしか考えられない。」など冤罪についてのこの国の在り方に憤りを露わにしていた。

最新の記事

合計 2992 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事

政経・産業