2025年02月16日 07時17分

《医療・福祉 》

認知症とともに生きるまち大賞受賞記念特別講演と感謝状

 第8回NHK厚生文化事業団「認知症とともに生きるまち大賞」受賞記念特別講演会が、2025年2月9日、錦江町文化センターで開催された。

写真=福祉ジャーナリストの町永俊雄氏が記念講演

 この日、まち大賞受賞に係る感謝状授賞式があり、記念講演を聴いた。

受賞者は次の通り(敬称略)。

肝属郡医師会立病院 西田卓爾
劇団南の星座 今隈満
チームあいま 鍋田成宏
iチーム風は南から 妻生田才子
チームプロジェクトX 酒匂和之
チームなんでもやってみよう会 山田みなみ
チームKINKOU少年団 堀ノ内誠
チームいろとりどり 船迫小百合
特定非営利活動法人たがやす 伊藤愛
有限会社坂下水産 坂下奈津子
新鮮倶楽部おおやま 大山明人
看護小規模多機能ホーム宝樹 川口初美
落司毅
今熊登、ちわ子
株式会社岩崎木材工芸 岩崎理恵
錦江町立大根占小学校 末松雅之
錦江町立大原小学校 石田円、町優香
錦江町立田代小学校 榎元寛之
認定こども園田代こども園 青木志保子
錦江町シルバー人材センター 満留満春
株式会社大山組 大山卓郎
厚ケ瀬精肉店 厚ケ瀬政美
やまんなか図書館 平石誠
錦江町文化センター図書室 水流直美
Azu Sa10n 小脇梓

写真=感謝状授賞の肝属郡医師会立病院西田卓爾氏ら

 講演会のテーマは、認知症基本法の施行を踏まえた『ともに生きるまちづくり』
 講師は、福祉ジャーナリストの町永俊雄氏

写真=新田町長があいさつ

 町永氏は、1971年NHK入局。「おはようジャーナル」「NHKスペシャル」などのキャスターとして、経済、暮らし、教育、福祉などの情報番組を担当。

 2004年からは、「福祉ネットワーク」キャスターとして、障がい、医療、うつ、認知症、家族など現代の福祉をテーマとしてとりあげている。

 現在は福祉ジャーナリストとして、認知症や高齢社会、共生社会の在り方をめぐり、執筆の他、各地でシンポジウムや講演活動を行っている。

 講演では、私たちがこれまで考えてきた幸福は、質素に暮らしてともに長生きしよう…というものだったが、高齢者が増え、超高齢社会が社会問題にすり替えられ、長生きにおびえている社会。

 そこで日本型福祉の前提として地域福祉があり、誰もが関わる地域共生社会を自分ごととして考えることが大事。

 認知症は、何もわからなくなった人として収容や拘束されたときから、精神の病気の人、介護が必要な人、そして共に生きる主体として、ボケても心は生きている普通の人として認知症とともに生きる。
 認知症の人の意思が尊重され、住み慣れた地域で自分らしく暮らすことができる社会の実現を目指すようになった。

 認知症基本法ができ、地域福祉がともに生きるまちづくりとして、地域福祉の転換があった…と錦江町の取り組み、テレビ番組で取り上げれられた例を挙げ、時間も空間も人間もともに安心の社会、自分ごととして考え、ひとりの百歩より百人の一歩が大事だ…など話した。

写真= 町の取り組みを説明する有村智明副町長

写真=活動の内容等を語る劇団南の星座、今隈満氏

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