《四季の話題 》
咲き誇るバラに囲まれて~大型連休はイベントいっぱい
「かのやばら祭り2024春」始まる
かのやばら祭り2024春が 令和6年4月27日(土)から6月2日(日)までの37日間、「かのやばら園」で始った。
百万本のバラに抱かれ、癒やされる「かのやばら園」は鹿屋市浜田町にあり、広大な8㌶の敷地に1,500種、3万5千株のバラが咲き誇る日本最大規模のバラ園。
開園時間は午前9時から午後6時まで、5月7日から6月2日までは午後5時まで開園する。祭り期間中は無休。駐車場1,300台。入園料は大人630円、小中高生110円。5月5日こどもの日は小中高生入園無料。
4月27日(土)午前9時、オープニングイベントが開催された。あいにく小雨が降っていたため、売店横の室内で開催された。
南部幼稚園年長組の園児が「小鳥の歌」と「きみいろ」の2曲を手話を交えて合唱し、最後に「かのやばら園」のPRを行った。合唱が終わったら全員で記念撮影をした。
次は野里保育園児18人が、音楽に合わせてダンスを踊り、最後に「かのやバラ色ロック」を披露した。同じように最後は、全員で記念撮影した。
オープニングセレモニーが終わると、子どもたちは園内を花電車に乗って散策した。
「かのやばら祭り」は、毎年春と秋のバラの見頃にあわせて開催している。
春バラは開花の遅い品種から順次剪定を実施しており、花は一斉に咲いて華やかさとボリューム感がある。特に一番花は華やかで大きな花をつける。
春しか楽しめないつるバラ品種も多数ある。特につるバラトンネルのボリュームと色合いは圧巻で、このイベント期間中は、最もばら園が美しく彩られる季節。
今年のバラは、1月から3月の降水量が平年の177%も降り日照期間が短く、1月の平均気温は平年より+1.7度、2月は+3.6度、3月は+1.0度もあった。
開花は例年より2週間程度早かった。
つるバラの「リージャンロードクライマー」は、3月下旬から開花が始まり4月上旬には満開になった。四季咲きのバラは、4月下旬に開花し大型連休には、満開になりそう。
春バラに向けた取り組みは、1月4日から肥料投入の直径30センチ、深さ同じく30センチの穴を3万5千個掘った。1個の穴には、完熟堆肥5リットル、骨粉150グラム、油粕150グラム、ヨウリン50グラム投入した。
剪定作業は、2月3日から29日までの26日まで行った。剪定後80日程度で開花するが、今年は気温が高かったので、早く開花した。根元に萱敷きを3月15日から4月中旬まで行った。
オープニングイベントは、午前11時からと午後1時30分から、京成バラ園村上敏園長の「バラの植栽教室」が開催された。村上園長は、ばら園入り口のつるバラの説明から始まり、順次園内を散歩しながらバラの説明などを行った。
鹿屋市内の8歳男児は「キッチンカーでクレープを買って食べた。美味しかった」と、夫婦は「たくさんのバラが、例年より多く咲いているのではとおったが、5分咲きだった。満開の頃に再び見に来たい」と話した。
5月5日と6日は「早朝開園」で、朝5時に開園する。5月11日(土)は「ローズウエディング」で桂由美氏が来園して、人前結婚式がある。5月18日(土)午前11時からと午後1時30分から園芸系ユーチューバー「カーメン君」が来園し「演芸エンター面とトークショー」がある。
問合せはかのやばら祭り実行委員会、電話0994(40)2170。