2024年12月18日 07時12分

《教育・社会 》

3年間で学んだ調理技術の集大成を保護者らにふるまい

鹿屋中央高等学校の調理・食物コース卒業作品展

 鹿屋中央高等学校の調理・食物コース卒業作品展が、令和6年12月13日、同校体育館で開催され、同コース62人の生徒たちが3年間で学んだ料理の腕、調理技術の集大成を保護者らにふるまわれ、その見事な出来栄えに笑顔、子どもたちの成長を喜んでいた。

 調理師免許取得を目指し入学した生徒たちが、3年間の集大成として取り組んだもの。
 日本料理、西洋料理、中国料理のテーマから1人1品調理し、先生方や保護者へ、感謝の気持ちを込めて発表した。

 会場の体育館には、いい匂いとともに生徒たちが作った料理がずらりと並べられ、保護者がそれぞれ自分の子どもが作った料理をほお張り、満足げな表情で子どもの成長を見守っていた。

 鹿屋市内で飲食関係の仕事をしている両親も、自分の子どもが作った日本料理をお皿に盛り、「とてもおいしく、これからが楽しみです」など語っていた。

 調理課の徳留秀昭主任は「包丁を握ったことのない生徒たちが、3年間でこれだけ料理ができるようになってかなり成長したと思います。今日は朝5時から準備をしてきた生徒もいて、前日からも含めへとへとのはずですが、笑顔で親や職員と接して、今後がとても頼もしいです」など語っていた。

 卒業する生徒たちは、さらに上を目指して大学や短大に行く生徒たちもいて、業界では料理人が不足していて、求人も多く関西方面、大阪の有名な日本料理店や琵琶湖の温泉旅館、東京のハンバーグ店などに就職する生徒もいるという。

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