《政治・行政 》
肝付町と大隅河川国道事務所 かわまちづくり登録証手交式
「かわまちづくり登録証手交式」が、令和7年9月2日、肝付町役場で開催された。

国土交通省では、水辺を活かして地域の賑わい創出を目指す取組を推進するため、河川空間とまち空間が融合した良好な空間形成に向け「かわまちづくり」支援制度に基づいて、市町村が作成した計画の登録を行い、ハード・ソフト両面から支援を行っている。
今回、肝付町のまちと高山川の河川空間を活かした「高山川かまちづくり」が、令和7年8月1日付けで新たにかわまち事業に登録となり、登録証の手交式が実施された。

肝付町は、海・山・川の豊富な自然資源に恵まれており、こうした地域資源を守り、後世代に引き継ぐとともに、自然体験を通じた学習等の環境と共生する仕組みづくり、地域資源を活用した交流人口の拡大に向け、新たな観光振興に取り組んでいる。
この取組を充実させるため同計画を作成。
地域住民の日々の暮らしの営みの中を高山川が流れ、また高山川が賑わいの中心になるよう、水辺空間の持続可能な利活用と水辺整備を推進。
この「自然と歴史」という魅力を活かし、地域とともに「まちの魅力を最大限に活かす」かわまちづくりに取り組んでいく。
国土交通省では、この取組に対し、必要な河川管理施設の整備のほか、ソフト施策の支援を実施していく。

この日は、大隅河川国道事務所の平田遼所長があいさつ、永野和行肝付町長へ登録証が手交された。
かわまちづくり支援制度は、まちづくりと一体となった水辺整備を積極的に支援するハード面。
民間事業者による河川敷のイベント広場やオープンカフェ等への利用制度(河川敷地占用許可準則の特例措置)等を拡充、河川管理者として「地域づくりのためのフォローアップ」などソフト面で積極的に支援。
今後、国交省は、管理用通路や親水護岸などのハード面、ウエブサイト、SNSなどによる情報発信等。
肝付町は、駐車場、案内看板などのハード面、イベント企画、HP、広報誌による情報発信等を行っていく。