2024年06月13日 17時31分

《七日会 》

鹿屋市に何かお返しできたらと2拠点生活~鈴木前副市長

鹿屋七日会6月例会で講話

 鹿屋七日会(加藤俊作会長)の6月例会が、令和6年6月7日、鹿屋市の千成本店で開催され、ゲストに前鹿屋市副市長で農林水産省勤務の鈴木健太氏をゲストに講話を聴いた。

写真=講話する鈴木健太氏

 加藤会長があいさつし、金沢幸一相談役が「この会は、平成17年まで桜デパートがあって、その創業社長の立元明光さんが作った会で、ロータリー、ライオンズ、経済同友クラブ、二火会など、鹿屋を代表するいろんな会を作られており、七日会も昭和52年に設立、48年目の歴史ある会。今日は鈴木さんのお話を聞いて勉強しましょう」など話した。

 鈴木氏は「こうしてお招きいただけるということはありがたく、地域の皆様に大事にしていただいて、東京に仕事として戻っていますが、少しずつ鹿屋市に何かお返しすることができたらなという思いで、2拠点生活をしています。

 東京都大田区出身で、高校生の時、遺伝子組み換えの技術が、今後の食べ物を農業の世界を大きく変えていくのではと直感で思い、研究者、教員を目指し農業知らないまま農学部に進んだ。

 そこで農家のバイト3年間の中で、農家接し栽培する楽しさや食品産業などの広がりを知った。ただ、農家としてでなく、そういう人たちを支えていく仕事として、農水省もありかなと入省。

写真=加藤会長があいさつ

 富山県に出向し、農家経営指導、生産技術、新たな技術など携わり、役人人生のベースになったところで、机上で考えているだけじゃ、空振りに終わってしまう。
 それは鹿屋市に出向しコロナを体験、霞が関が現場と乖離しているのを感じ、もっと気軽に相談できる場所も必要だと考え、鹿屋市役所のミッション終わってからも、皆さんといっしょに、現場の人とつながり、それを東京に持って帰って、企画立案していくという一連の動きをしてこそ公務員の役目であると思います。
 また世の中を変えていく仕事でもあり、現状維持するだけでも大変、変えていくというマインド持っていないと維持すらできないということも感じ、いろんな人と関わらせてもらっている。

 そして、子供たちここにいたいなということで2拠点生活が始まり、パソコンあれば、どこでも生活できるという時代、向こうでしなきゃいけないことありますが、今、2拠点でこの地域の人たちと一緒に取り組んでいることが、本町の岩元邸の空き家再生。

 荒れた農地を土地改良し地域の農家に貸していたという農家に関わる歴史を持った家でもあり、その再生に関わることができたらなと、県のプロジェクトでも発表。

 商店街と空き家アドバイザー協議会と、築102年の歴史的価値ある建物として、地域の人たち、本町、北田、大手町など桜デパートがあった中心市街地、本町でも65店舗あったのが20店舗以下という現状の中、町のにぎわいづくり、地域の人たちがやってみたいこと、チャレンジできる場にしたいと活動。

 また、農業産出高で鹿屋市は、全国で上から9番目、農業の町をもっと生かし、食の魅力をもっと発信していくことを、地域の皆さんと一緒にできればいいと思っている」…など話した。

 笠毛裕司会員の乾杯の音頭で懇親の場に入り、情報交換等を行った。

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