《食・物産 》
「かりたろう」さんがパン屋「ばあちゃんち」を開店
吉本興業の鹿児島県住みます芸人「かりたろう」さんこと仮屋竹洋さんが、このほど肝付町前田にパン屋「ばあちゃんち」を開店した。
かりたろうさんは2018年7月に吉本興業の鹿児島県住みます芸人に就任。その年に肝付町観光親善大使見習いにも就任した。2021年には介護レクレーション2級を取得し、2024年に肝付町観光親善大使に就任。
鹿児島県を中心に明るく向き合う認知症講演会「ボケても大丈夫!誰も一人ぼっちにしない。」を実施している。
パン好きで趣味としてホームベーカリーを使った食パンなどを焼いていた。アップルパイ、ハンバーガーなどのパンが好きで、パン屋さんを開店したくて、しっかりと学んでみようと鹿児島市内のパン屋さん1年間修行した。
肝付町前田の古民家を両親に手伝ってもらい日曜大工で改造して、昨年の10月に開店した。
パンはハード系のパンは焼かずに、柔らかくてもちもちしたパンを焼いている。
芸人の仕事と両立させなくてはならず、パン屋さんは火曜、木曜、土曜の週に3日間の営業。パンは肝付町内の岸良、川上、有明、波野地区へ訪問販売している。
各地区には1月に1回は販売に行くようにしており、お話をしながら販売しているため、待ってくださる高齢者の方々が多いという。
たろうさんは「芸人として講演は年に40回程度あり、大分、別府、宮崎の仕事もあり、仕事とパン屋さんの両立はたいへんで、休みはありません。」と嬉しい悲鳴を上げている。
鹿屋市吾平町の下仮屋道子さん(70)は「昔ながらのコロッケパン220円、あんバターパン160円、チーズパンバーガー280円が好きで買いました」と、同じく吾平町の堀之内むつ子さんは「あんバターなど、友人の分までたくさん買いました」と話した。