2024年09月16日 13時12分

《医療・福祉 》

地域ボランティアが高齢者の買物支援、輝北町平南でも

鹿屋市社会福祉協議会の事業で鹿屋市内4か所目

 鹿屋市輝北町の平南ドライプサロン+事業開始式が、令和6年9月12日、平南地区公民館で開催され、地域のボランティアドライバーによる高齢者のための買い物支援サービスが、同地区でもスタートした。鹿屋市内での同事業開始は4か所目。

写真=ボランティアドライバーの竹下さんら

写真=堀切町内会長があいさつ

写真=宮下社協会長があいさつ

 (社福)鹿屋市社会福祉協議会(宮下昭廣会長)では、地城における買い物支援ニーズに対応するため、令和5年8月からドライプサロンプラス事業を実施。

 同事業は、同協議会から7人乘り車両を無償で貸し出し、地域の運転ボランティアが買い物に困っている住民をスーパー等へ送迎するものであり、これからの地域における買い物支援策の一助として期待されている。

写真=いざ出発

 これまで鹿屋市では、高須町、池園町、川東町でそれぞれ同事業が進められ、今回、輝北町平南地域の買い物に困っている住民を運転ボランティアが、毎月第2木曜日の午前9~12時、市内のスーパー等へ送迎し買い物を支援するもので、買い物利用登録者14人、運転ボランティア登録者6人でスタートした。

 この日は、主催者の宮下会長、地域を代表して平南町内会の堀切育雄町内会長があいさつ。
 鹿屋市輝北総合支所の吉永隆治支所長(福元和之課長代理)が、来賓祝辞。次の運転ホランティアの紹介があり、代表して輝北地区民生委員、児童委員協議会の竹下光政会長があいさつし、出発式となった。

 運転ボランティア(敬称略)=竹下光政、堀切育雄、田村成人、田下覚、田元薩男、高山透。

 この日は、早速、鹿屋市のフレッシュミネサキまで、6人の高齢者が乗り込み、お肉や野菜などの買い物を行った。

 西前ミヨ子さん(83)は、「今、自分で買い物に行っていますが、こうして町まで車を出してもらえるのなら、みんな知っている人たちばかりなので、一緒になって楽しく買い物をしていきたい」など話していた。

 ワゴン車のリース料や自動車保険料、ガソリン代など車両の維持経費については、同協議会が共同募金配分金を財源に全額負担。

 昨年8月にスタートした高須町内会では、これまで32回実施し、延べ172人が利用、買い物支援だけでなく、利用者の安否健康状態の確認、閉じこもり予防や孤独感の解消にも繋がっている。

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