《地域づくり 》
大崎・東串良拠点のバレー&ホッケー プロチームが発足
スポーツの力で地域活性を目指している大崎町と東串良町を拠点にした男子バレーボールと女子ホッケーのプロスポーツチーム「カタナブルズ」が、令和7年8月19日誕生し、大崎町役場でその発足式、事業説明があった。
隣り合わせの2町と、プロスポーツも2種目複合しての珍しい形でスタート。


大崎町では2023年10月、Vリーグに参戦してきた「兵庫デルフィーノ」を運営する株式会社デルフィーノスポーツと、ビーチバレーチーム「バクスカタナ」をマネジメントする合同会社カタナドリームスと連携協定を結び、大崎町で大会を開いたり、トライアウトを行ってきた。
また、今年4月には、合同会社カタナドリームスにおける地域活性化起業人プログラム派遣協定を締結している。
東串良町では、2024年12月に、株式会社デルフィースポーツ、合同会社カタナドリームスと、スポーツを通じた地域活性化を推進することを目的として地域連携協定を締結。
また、大崎町と同様に4月には、合同会社カタナドリームスにおける地域活性化起業人プログラム派遣協定を締結した。
今回、兵庫県や福岡県でも活動していた兵庫デルフィーノが、拠点をこの大隅半島に移すとともに、ともに運営する合同会社カタナドリームスとともに、男子バレーボールと女子ホッケーのプロスポーツチーム、新生「カタナブルズ」として新しいスタートを切ったもの。

チーム名はともに「KATANA Bulls」と名付けられ、それぞれのチームロゴには「Bull」にちなんで、闘牛があしらわれている。
今後は、選手のトライアウトやスタッフを募集したうえで国際試合の開催、豊かな食や農を通じて大隅の魅力発信や交流人口の増加などを図っていくという。
この日は、カタナブルズの栗崎純一CEO、㈱デルフィーノスポーツの岩元正吾代表、カタナブルズの川本健太企画戦略顧問、KATANA BullsHCの新井麻月MG兼監督、KATANA BullsVCの言上真一GM、KATANA BullsVCの長屋梓監督、KATANA BullsHCの森永沙紀選手代表、KATANA BullsVCの佐野研成選手代表。
公益財団法人日本ホッケー協会の永井祐二強化育成本部長、鹿児島県バレーボール協会の茶圓孝一理事長。
大崎町の東靖弘町長、東串良町の宮原順町長が出席し、発足式と事業説明記者会見が行われ、バレーボールチームの変遷と現状、運営会社紹介とコンセプト、バレーとホッケーのチーム、チームロゴ紹介、自治体や競技団体からのあいさつなど、出席者がそれぞれの立場で抱負や意気込み、期待を込めたエールが送られた。
またホッケーのメルボルン大会出場、インド代表チームとの国際親善大会、トライアウトや地域イベントなど今後の予定が発表された。

チームの運営会社のKATANA Dreamsの栗崎純一CEOは「スポーツを通じて、大崎町、東串良町の特産物などを紹介、販売したり、農を通じて雇用創出、この地域をスポーツのセカンドキャリアの場として活動してきたいと思っています。また、県外では知られていないことも多いのでスポーツを通じて大隅半島を広めていきたい」と話していました。
なお、同チームの関係者5人がすでに両町へ移住してきており、9月5日〆切で、同チームのトライアウト、スタッフ募集が行われる予定となっている。