2024年04月01日 08時37分

《行政 》

防災減災につなげて~志布志市で企業版ふるさと納税

国重・ライティング株式会社が防災用大容量ポータル蓄電池等寄附

 志布志市での企業版ふるさと納税に係る感謝状贈呈式が、令和6年3月28日開催された。

 寄附概要は、志布志市に対し東京都北区本社の国重・ライティング株式会社(髙橋智也代表取締役)が、地域防災力強化プロジェクトとして、防災用大容量ポータル蓄電池「タメルラボ.」TL-3000N1台、TL-2000N2台、ソーラーパネルTLSL-200を3台、寄付額298万9千円を寄付したもの。

日本青年会議所がマッチング支援

 これは、公益社団法人日本青年会議所国土強靭化委員会が実施する、「あらゆる災害を想定して防災減災につなげる運動の推進」の一環で行われた。

 志布志市が求める防災物品等に対し、公益社団法人日本青年会議所によるマッチング支援として、国重・ライティング株式会社を紹介。志布志市と同社が協議を重ね、企業版ふるさと納税による物品寄附が実現した。

 地域防災力強化プロジェクト​とは、地域経済活性化の基盤となる人々が安心して住み続けられるまちづくりのため、地域社会に密着した存在である消防団や自主防災組織等の充実、強化を図り、併せ防災に係る情報発信の強化に取り組むほか、国土強靭化や防災をはじめとする安全・安心に向けた取組を推進する。

 この日は、国重・ライティング株式会社の髙橋社長や、マッチング支援の公益社団法人日本青年会議所国土強靭化委員会の仲宗根修司副委員長、崎浜秀太小幹事、下平晴行志布志市長、溝口猛副市長、川上桂一郎総合政策課長、小山錠二総務課長、萩原政彦総務課危機管理監らも同席。

 寄附概要説明、寄附物品贈呈、感謝状贈呈のあと、下平市長が「地域防災には大容量蓄電池が非常に心強く、災害発生時だけでなく通常時にも利用していきたい」など謝辞。

 髙橋社長と仲宗根副委員長が「東北大震災を体験する中で、自然災害に備えるとともに、有事に行政は電源がないと何もできないことを感じ、災害時に電源をどこでもいつでも持ち運べ、またイベントでお使いいただき、大容量蓄電池をご認識いただければ」「全国の自治体でこのような活動をしており、志布志市職員の方々の並々ならぬ熱意を感じ、第一号で寄附の支援をさせていただいた。これをきっかけにますます企業連携を深めていただき、発展を祈念したい」などあいさつした。

 志布志市としては、避難所や災害対応時の停電対策として寄附物品を配備、また、日常のイベント等での利用も予定している。

 国重・ライティング株式会社の事業内容は、LED照明の施工・販売、省エネ設備の施工・販売、建設工事全般の施工、大容量蓄電池の販売(防災製品)。

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