2025年10月04日 15時54分
《大隅点描 》
アサギマダラの訪花~大箆柄岳登山道に大飛来地
アサギマダラ(マダラチョウ科)は、東南アジアから日本全土にかけて広く分布。
開帳10㌢内外で、ゆるやかに飛び、羽に美しい斑紋があって旅するチョウとして知られる。

大隅半島では、高隈山系、肝属山系の山中の開けた登山道、リンドウ沿いで飛来が見られ、この季節はキク科の花に訪花が見られる。
特に高隈山系大箆柄岳登山道には、ツクシコウモリ(キク科)の大群落地があり、約100羽のアサギマダラの大飛来地となっている。
写真は高隈山系御岳登山口近くの林道沿いに生えるヌマダイコン(キク科)の花に数尾の訪花が見られた。
幼虫はガガイモ科のガガイモ属、カモメヅル属の植物を食べて成長する。
大隅の自然、歴史研究
坂元二三夫