2024年10月02日 07時29分

《雑草 》

石破総理と森山幹事長、10年前やねだんでのピースサイン

 石破総裁のもと自民党ナンバー2の幹事長に森山裕衆議院議員が就任。

 石破総理は、2015年10月には初代地方創生担当大臣に就任。
 その前の内閣府特命担当大臣(地方創生担当)時代の2015年1月に、鹿屋市串良のやねだんを視察し、24日にやねだんのハッピを着て、地元の森山裕衆議院議員、保岡興治衆議院議員らとともに豊重会長や住民らと交流。

 石破大臣は、地方創生の先進例として「いい時間を過ごし、勉強になった。こんな集落は久しぶりに見た。やねだんから日本を作りたい。若い人が、こんな日本を作ってくれたらいいなあ」と感想を述べていた。

写真=2015年1月鹿屋市やねだんで

 その日は、やねだんの一角にある古民家を再生した迎賓館に泊まり、翌25日には、早朝からやねだんの活動を視察、「地方創生は、市町村や都道府県が中心だが、そこに集落をどう位置付けていくかが重要な課題、このやねだんで勉強させてもらった」と話し、森山裕衆議院議員も「過疎対策事業債が使い勝手いいが、もう少しスケールの大きい制度で、ひも付きでない支援を」などと語り、子どもたちといっしょにピースサインをするなどあうんの呼吸で地方創生を語り合っていた。

 石破総理は、地方創生担当大臣の他にも、防衛大臣、農林水産大臣を務め、鹿屋、大隅半島にも関係の深い大臣を歴任し、森山幹事長ととともに、この地方としては今後に掛ける期待は大きいのだろう。

 森山氏は、党幹事長として「安定した党運営に努めたい」と抱負を述べ、また、石破総理は比例九州選出で鹿児島3区支部長の小里泰弘衆議院議員を農林水産大臣に起用。農林水産副大臣など歴任し、総理補佐官として農山漁村地域の活性化を担当。
 農業立県の鹿児島にとっても重ねて期待が掛けられる。

 今回の人事に対してTVニュース等では、石破総理や岸田前総理、菅元総理だけでなく、歴代で最も長く党の国会対策委員長を務め、安倍政権や菅政権を支え、豊富な政治経験を持つ森山幹事長の意向も加味されている…との声もあり、党の要として挙党態勢を構築し衆院に臨む。

 衆議院は10月9日解散、27日投開票で実施され、与野党は臨戦態勢に入っている。

 ほぼ10年前のやねだんで、子どもたちといっしょに笑顔でピースサインという石破氏と森山氏の姿が強く印象に残っていたが、自民党総裁とそのナンバー2として総理大臣を支える姿がダブって見えるようだ。(米永20241002)

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