2024年02月20日 13時25分

《選挙 》

25日投票へ現職、新人一騎打ち~東串良町長選スタート

 任期満了に伴う東串良町長選は令和6年2月20日告示され、届け出順に新人で元鹿屋市議の新保秀美氏(60・無所属)現職で3期目を目指す宮原順氏(73・無所属)が立候補。午後1時30分で他に立候補の届け出なく、2016年以来8年ぶりの現職と新人の一騎打ちの選挙戦がスタートした。

写真=両候補が第一声

 新保候補の出陣式は、同町池之原で行われ、新保候補は、「出馬の動機は、現職町長の議会会議録を見ない、見る気もないと議員の提言を無視するとの発言が本会議であり、二元代表制を否定する町政に憤りを感じた。
 
 他にもぎやかタウン雪山」陥没の後処理で2億円支出、訴訟でも地方創生加速化交付金事業で300万円の和解金支出、再任用案件で250万円の支払い命令等の問題があり、町民への説明責任も果たされておらず、町長を変える必要があると強く感じ、現職のみが町長選出馬意向のままでしたので、出馬表明に至りました。

 東串良町とのかかわりですが、2019年4月垂水市議会議員選挙で初の女性議員当選を果たした候補の応援を行い、応援演説を一緒に行った東串良の女性候補と知り合い、2019年、2023年町議会議員選挙を応援。

 その中で、議会本会議の傍聴の機会等もあり東串良の問題ある町政を知り「町民のための公正透明な町政を」と表明した。

次に公約として5項目を掲げた。
1つ目がデジタル推進。効率化、省力化、生産性向上を目指し、デジタル技術を活用し、行政サービスをスムーズに提供し、町民の暮らしをより便利にします。

2つ目が教育環境整備。子どもたりが快適な学習環境で成長できるよう、大隅で最低となっている学校のトイレ洋式化率向上などを進め、教育の質を向上させ、未来を担う子どもたちを応援します。

3つ目が地域の活性化。産業振興を促進し、地域の活性化を図ります。ピーマンやキュウリの選果場新築助成を再検討し、大隅広域で観光客を誘致します。

4つ目が福祉の向上。医療、介護、介護予防の充実を図り、明石市などの先進事例を参考に子育て世帯支援などを推進します。

5つ目が防災減災対策強化。自然災害に備え命を守るために迅速かつ適切な対応を行い防災対策を強化します。

 選挙前の政治活動については、第1回目の後援会ビラ配布を私一人で、原付スクーター、自転車を使いほぼ全世帯2700軒のポスティングと、外にいらっしやる方にお話しをさせて頂きました。

 次に第2弾のビラを作成し、昨日までに2回目のポスティングも私一人で全世帯終わらせました。
400人ぐらいの方々とお話が出来ました。選挙に興味のない方々、あきらめている方々もおられ、とにかく変えないといけない、一番多い意見でした。

 ポストにビラを入れると、小学校低学年の女子がそれをとり、お母さんのもとへ「新しい町長」と言って持っていき、選挙のことが家庭で話題になっているのだとうれしく感じ、3日前は、80歳台と思われる女性に「出てくれて本当にありがとう」と感謝されました。

 町民の皆様ともに、より良い未来を築いていくために、公約を全力で実現してまいります。」などと訴え 必勝を期してガンバロー三唱があり、支持者と握手していた。

写真=新保陣営でガンバロー三唱

写真=支持者と握手する新保候補

 宮原候補の出陣式は、同町新川西の選挙事務所前で行われた、

 松田新作後援会長が「24年前私の父が町長選に立候補した際に、選挙のたびに町民が二分してにらみ合う町ではなく、一人ひとりが手を取り合ってみんなが一致団結して政策をと言っていたが、宮原町政の8年間を見てみると、まさにそれが実現しつつあるんだなあと感じている」などあいさつ。

 森山裕衆議院議員の池田和弘秘書、鶴田志郎県会議員の鶴田かおり令夫人、尾脇雅弥垂水市長、永野和行肝付町長、石畑博南大隅町長、新田敏郎錦江町長、上園ミキ東串良町議員が、それぞれ激励の言葉を述べ、メッセージが披露された。

 宮原候補は「2期8年やってきて、この間唐仁地区を回ってみたら、おばちゃんたちがお茶を飲んでおられ、茶をいっぺ飲まんかという風景、それを私がの祖んでいたことであり、その風景をいくつも見ながら、派閥のないまちになったと感じているところ。

 志布志湾岸の1市3町での海岸保全対策検討協議会の会長をしており、柏原港に砂がいっぱいで、県に陳情に行ったが、そこでは、水が来れば流れるという。言葉返すひまも無かった。すぐ東京に出向いていって、砂防会長になられた森山先生に伝えたところ、その後砂を除去することになった。行けば先生がいらっしゃる、フットワーク軽く動き、そして頼みの綱があるという強みがある。

 町の公共施設が老朽化している現状があり、給食センターを建て替えることになった。総合センターに付随し幼稚園、商工会、シルバー人材センターがあるが、雨漏りひどく2年前に1250万円かけて補修したのにもう雨漏りがする。

 また、給食費千円を打ち出した。無償化にすればとも言われたが、給食費の保護者負担は決められていて、これは農家が手間暇をかけて作ってもらい、頑張ってらっしゃることに対していただきます、命をいただきますという感謝の気持ちを持ってもらうために、1食50円は出してもらいたいということでやっていきたい。


 この周辺には唐仁、塚崎、横瀬と古墳があり、魅力ある観光地づくりでトイレと休憩所を作ってもらいました。古墳がきれいに見え、トイレもウオシュレットです。
 トイレがきれいになると町が変わる。そう言ってきた。子どもたちに夢を、若者にロマンを、お年寄りに愛をと言い続けてきた。

 島根県江津市とも姉妹都市になり、職員の交互派遣、ゆくゆくは子どもたちの交流もやっていきたい。そのためにも宿泊施設がなかったのをドームハウスを6棟設置し、36人が泊まれる。

 若者にロマンをについては、去年アウトサイドフェスを開催、1日目は1万人、2日目は6千人きてもらった。

 お年寄りに愛をは、坂元さん、横山さんが1千万円ずつ寄付をしてもらいバスを買いました。これで高齢の皆さんがいろんなところに研修に行ったりし元気になって欲しい。

 このようにあらゆる施策をまだまだやっていきたい。私が訴えている笑顔あふれるまちを、さらに一歩一歩進めていきたい。」など第一声。

 新村裕文選対本部長のガンバロー三唱で勢いをつけ、集まった町民と固い握手を交わし、街宣へと出発した。

写真=宮原陣営でガンバロー三唱

写真=支持者と握手する宮原候補

最新の記事

合計 1369 件中 1ページ目を表示

カテゴリ最新記事