2026年01月10日 21時58分

《伝統 》

内之浦地区の町ぐるみの正月伝統行事「ドヤドヤサー」

 肝付町内之浦地区の正月伝統行事『ドヤドヤサー』が、令和8年1月7日、市街地区下浜の広場で実施され、飾り付けた孟宗竹に火をつける鬼火焚きとして、地域の七草の子どもたちの厄払いや豊漁豊作祈願が行われた。

 1993年(平成5年)に内之浦町の無形民俗文化財に指定され、町ぐるみの正月行事として定着している。
 七草の子どもも参加しての七草が行われ、玉串奉てんでは、6歳の清水大地君が代表して玉串を捧げた。

 主柱となる妄想竹の先端には、天神地祇(天の神・地の神)を招く大漁・豊作祈願の扇や5色の布、折り紙などが飾られ、竹柱の根元には、参加者が持参した門松や注連飾りが山と積まれる。

 火入れ式があり、石倉己太郎君と日髙澪乃さんが火入れを行い、約15mの飾り付けをした孟宗竹に火がつき、見る見るうちに炎が舞い上がった。

 孟宗竹からは、干支にちなんだ12本の縄が放射線状に張られ、お祓いを受けた七草の子供たちや、住民らが生まれ月ごとにそれぞれ綱を持ち、勢いよく燃え上がった竹が燃え上がると綱の引き合いが始まり、竹柱が倒れると、飾りの争奪で住民らが駆け寄り、火にあぶられた竹笹や飾りは、家の魔除けになりお供えされる。

 この正月伝統行事は、戦時中途絶えていたが、1976年(昭和51年)に座元の仲町子供会が音頭をとって復活。

 正月の飾り物などを焚いてそのほてりで一年の無病息災を祈願する厄払いの神事。ドヤドャサーの火は神聖視され、門松や注連飾りの煙にのってお正月様は天に帰られると信じられている。

 この日は、次の七草の10人と、地域住民らが福を分け合った。(敬称略)
 馬場悠真、清水大地、丸目瑛太、石蔵己太郎、西星俐、日髙澪乃、元木凰太郎、東おうすけ、堤大智、田中文都。

 同町南方の丸目瑛太君は「爆発するかと思った」と初めて参加するドヤドヤサーにびっくり。
 ご両親は「元気で素直な子に育ってほしい」と話していた。
 清水大地君は「楽しかった」。ご両親は「なるべく子どものやりたいことをさせてやりたい」など話していた。

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