《選挙 》
米丸まき子と語る会や街頭演説、鹿屋市で
令和6年6月20日(木)告示、7月7日(日)投票の鹿児島県知事選は、これまで現職の塩田康一氏(58)、前県議会議員の米丸麻希子氏(49)、市民団体共同代表の樋之口里花氏(52)が立候補を表明、三つ巴の戦いで選挙戦に突入する模様となっている。
告示前10日となった11日には、米丸氏が鹿屋市大手町で街頭演説、西原地区学習センターで「米丸まき子と語る会」が開かれ、あおぞら小児科の立元千帆氏から、応援のスピーチがあり、人口減対策、県民の所得アップ、財政問題などを訴えていた。
街頭演説では、歩行者と通る車からの声援に応え「民間と公共が一体となって体育館を考えていきたい。鹿児島県はもっともっとよくなる伸びしろがあります。鹿児島県を世界にPRし、何とか人口減少を止めていきたい。鹿屋、この地域も人口が減っています。皆様の声をしっかり拾い県政に届けていきたい。」など知名度アップを懸命に訴えていた。
「語る会」では、米丸まき子後援会の門田晶子会長が支援を求め、立元氏が、鹿児島市で小児科を開業、肝付町でも診療しており、祖父が桜デパート、父が立元洋一内科をしていた…など自己紹介し、「今、志布志、大崎でも小児科医不足で、米丸さんに大隅半島出身である私だからできることがあるんじゃないのと、ちょっと諦めかけていたところを背中を押された。中学校まで鹿屋に住んでいて、志布志で立ち上げできないかと相談に行った。
米丸さんのマニュフェストにある救命救急センターについて、自らの体験から「まず救急搬送された米盛病院でなく、最初に市立病院に運ばれていたら、また霧島地区で救命救急センターがあったらどうだったんだろうという思いがあり、医師会としては先日、知事への推薦を取り消しましたが、これ救命救急センターによるところがとても大きい。
県全体の医療をバランスよく考えないといけないと考えているところで知事は今、米盛病院に認可しようとしており、続いて大隅、霧島にもつくるとしているが、厚労省はそんなにいくつも認可できないと明言されている。バランスよく配置することが絶対必要で、鹿屋地域を見捨てるということは、10%の県民の命を見捨てることになる。」など訴えた。
参加者から「選挙にも多くかかわってきた、大変ですけどぜひ頑張ってください。」「楠隼中高一貫校について、保護者の多くは反対しているのに、説明もされずにトップダウンで男女共学化が決められた。話が二転三転している。学校は誰のためにあるのかをもっと考えてほしい」
「薩摩大隅の架橋のことで、中身がどうなっているかわからない。現職は何も示していない。医療や産業についても、陸の孤島解消を」
「大隅ジャパントレーニングセンターの今後について、現状では発展しない、どう考えているか聞きたい」
「大隅の観光をもっと考えてほしい」などの意見が出た。
米丸氏は、世界46ケ国を回ってきて、栄えているところは自転車振興が盛んで、自転車ツーリズムを繫栄させようとやってきて、今大隅半島を中心に毎年2000万円くらい予算がついている。
古江港に桟橋ができ、環錦江湾観光連会議で活動、小型船で水上タクシーを姶良とかにつくっていきたいなど、党に学びもあった実現できたこともあったが、313億円の話、20年ぶりの投資、県民交流センター、県庁も赤字、体育館建設も150億円から313億円まで膨らんできた。
医療費窓口負担ゼロや、養護学校についても、子供のことを考えること、老朽化している体育館を建てることに反対ではない。
イオン跡地買うと73億円、買ったら資産になる、世界は公共だけでものを建てることしなくなっている。スエーデンとか、1階にショッピングモール、2階が体育館ということになっている。
これをやっていきたいと訴えています。
桜島架橋、桜島フェリーも運賃上がる。
お金があったらできる、橋掛けましょう、サッカースタジアム建てましょうと言いたいけど、鹿児島はど貧乏県なんです。ない袖ふれない。
未来のこともたちが苦しむ、体育館造って15年間毎年20億円払うことになるけど、これで医療費窓口負担ゼロができる。
実家は葬儀屋、年々暮らしが大変になっているのを感じている。また安全面や交通の面も何もクリアーしてないのに造ろうとしている。
自由に発言したいという思いで自民党に入った。副知事を女性に、執行部を女性にという嘆願したときの採決で、反対の意思を示す時の段取りができていず、大変なことになったが、考え方を変えなかった。
2回目は、体育館の陳情について、採択か継続かということだと思っていたが、不採択となった。その時、悩んで悩んで採決に加わらないことを選択。
あとで何のために議員になったのか、これでは世の中にこんな議員、いてもしょうがないと決断し、全力で体育館反対を訴えてきた。
県知事選出馬の噂がでる中、家族からも反対を受ける中で、鹿児島を愛してるという思い、世界に売り出すポイントは何か、中央もお金が無くなってきている。マーケティング、ブランディングをし、自分たちで稼ぐこと考えていきたい。
今の県民、自信無さすぎ、遠慮しすぎだと思う、文句ばかり言わないで自分たちで変えようと思わないと、どんどん前にでていく、そうした思いで出馬を決めた。ただ私一人ではできない。ぜひ一緒に鹿児島を楽しい場所にしたい。
今度国体のある宮崎は人口12万人の延岡市に 90億円で地方都市につくる、中央ばかり見てるのでなく、地方が声を出して、もっと俯瞰して県政を見て」など訴えた。