2024年06月10日 07時04分
《農林水産 》
「父の日」のプレゼントに牛乳を!鹿屋市でキャンペーン
16日の「父の日」を前に令和6年6月5日、牛の「乳」から出る「牛乳」を贈ってもらおうと、牛乳を無料で配るキャンペーンが鹿屋市で行われ、牛乳で乾杯をしたあと、鹿屋市役所1階で訪れた市民らに牛乳がプレゼントされた。
地元産の牛乳の消費拡大につなげようと、県酪農業協同組合大隅支所は、「父」と牛の「乳」の語呂合わせで父の日に牛乳を贈ってもらおうというキャンペーンが、毎年この時期に行われている。
この日、お揃いのベストを着た生産者ら10人が鹿屋市役所を訪れ、低迷する牛乳消費の現状やキャンペーンについて市長に説明。牛乳のセットが中西市長に手渡されたあと、生産者らは市役所の1階へ移動し、牛乳や乳製品などが入った袋100セットを訪れた人に配った。
県酪農業協同組合によると、原料価格の高騰や物価の上昇、担い手不足の影響などから、昨年県内でも8酪農家が廃業に追い込まれるという厳しい現状の中での消費拡大を促す活動となった。
県酪農業協同組合大隅青年女性会議の横山美樹青年部長は「安心安全な牛乳を消費者に届けられるよう日々頑張っており、牛乳は飲むだけでなくいろいろな料理に使えます。父の日は牛乳を贈ってほしい」と話していた。