2024年04月29日 18時16分

《四季の話題 》

鹿屋市で春の華やかな、初夏を思わせる春の山野草展

 春の山野草展が4月26日から28日まで、鹿屋市の上野町公民館で、鹿屋山野草会主催で開催された。会場の上野町公民館は、春の華やかな山野草と、初夏を思わせる山野草で埋めつくされた。

 鹿屋山野草会は、浅井茂行氏を講師に迎え、会員4人に協力会員5人で構成される。月に2回例会が開催され、会員が一人2時間ずつ研究発表する。
毎年春と秋に山野草展は開催され、今年は自慢の山野草を87点展示した。

山野草の管理は水やりが大事で、鉢は2年に1回植え替える。山野草展に花がきれいに咲くように工夫して育てることが難しい。

「山野草」は冬になると葉が枯れるが、根は活動している。春が到来すると気温が上昇し、芽が出て、花が咲き1年が始まる。

会員は自慢の可愛い花を咲かせた山野草や、愛らしい姿の盆栽を87点出品した。

 今年の開花は例年より早く、会場には春を代表する草花がたくさん展示された。会場には、ゆったりとしたスペースに各出品者ごとにコーナーを設け、展示してある。

 花が尾長できれいな「黄花尾長」、「白糸草」、「一万有馬(ウマノスズクサ)」、「スイカズラ」、花がきれいでたくさんのみが成る「宮様カエデ」、次々に花が咲く「ヤブデマリ」、横から見ると丁の字に見える「チョウジソウ」、3種の葉の色が変わる「イタドリ」などが展示された。

 初日は雨だったが、県内はもちろん宮崎県からのお客さんも多かった。
 鹿屋市内の女性2人は、「NHKの朝ドラであった植物好きな牧野富太郎を見て植物に興味がわいた。育てるのが難しく、いつの間にか枯れてしまった。」と話した。

 会長の内野龍己さんは「花がきれいだが、モミジなどの葉の色もきれいです。春から夏にかけての山野草の勢いを感じて欲しい。次回は6月7日から9日にアジサイ展を開催したい。」と話した。

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