《選挙 》
現職、新人一騎打ちか~20日告示の東串良町長選
任期満了に伴う東串良町長選は令和6年2月20日告示、25日投開票される。
これまで、現職で3期目を目指す宮原順氏(73・無所属)と、新人で元鹿屋市議の新保秀美氏(60・無所属)が立候補を表明しており、一騎打ちの公算が大きい。
選挙戦になれば2016年以来8年ぶり。
無所属で現職の宮原氏は、東串良議会議員4期目途中の2016年2月の町長選で現職を23票差で破り初当選。2020年の選挙では無投票当選となり、3期目の当選を目指す。
無所属で新人の新保氏は、鹿屋市串良町細山田出身、在住で、会社員を経て会社経営、鹿屋市議会議員を1期務め、初当選を目指す。
新保氏は、自身がこれまで培ってきたICT技術を活かし、効率化、生産性向上を図り、小中学校トイレの様式化率の低い同町の改善、給食センター新設案に対し、調査、説明責任を果たしていく。大隅広域で管型観光客の誘致を図るという。
また宮原氏は、これまで令和2年はコミュニティ広場の整備、柏原地区定住促進事業。
令和3年は円山公園管理センター完成、マルマリン自主事業。
令和4年はドームハウスオープン、トリガープロジェクト
令和5年はアウトサイドフェスティバル開催、島根県江津市との自治体間連携協定締結などの実績。
今後は、等級化した公共施設の手当て換え、複合施設の場所や内容など町民全戸へのアンケート、給食センターのリニューアル、スマート農業の取り組みなどの挑戦を訴えている。
新保氏は、町民のための「公正透明な町政を」と訴え、「議会会議録を見ない、見る気もない」として町長ビックリ発言や議会軽視などの言動。
定住促進宅地「にぎやかタウン雪山」の陥没の地盤調査、2億円での買取責任。
複合施設業務委託先社員が串間市入札案件で逮捕された例や、町民アンケートデータ消失など。
地方創生加速化交付金事業での報奨金等請求、補助金返還請求反訴事件。再任用拒否による町への支払い命令裁判例などで、説明責任を果たしていないなど訴えている。
新保氏の出陣式は、20日午前9時から東串良町池之原の池之原小学校近くで行われる。
宮原氏の出陣式は、20日午前10時から東串良町新川西町1493-9、事務所前で行われる。