2026年04月11日 05時49分

《教育・社会 》

学びの多様化学校「志布志市立悠志学園」16日に開校

 県内で初めてでいわゆる不登校特例校となる学びの多様化学校、「志布志市立悠志学園」が4月、同市の旧有明庁舎別館に開校する。

 開校前の8日、報道関係者らに対し施設の公開、見学会が同校で実施された。

写真=施設内を案内する前畑あさよ校長

 不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する義務教育の学校として、児童生徒が安心して人と関われる力を育成するため、全学年の特別活動の授業時数を増加し、対話活動を通じて自分を表現し、他者を理解する「コミュニケーション活動」を実施。

 また3年生以上の総合的な学習の時間の授業時数を増加して、チームで協働し、郷土の人・資源・文化等を学び、未来について考える「志(こころざし)学」などを行う。

写真=カウンター越しの教職員室

 校名「悠志」は、学びの多様化学校の基本理念「ゆっくりじっくりともに未来へ」のように、ゆっくり、じっくりと、自分のペースで学びを深め、志をもって志布志の自然・文化・人・物に触れながら、仲間とともに自分の未来を切り拓いていってほしいという願いが込められている。

 令和8年度の転入学予定者は1年生から9年生までの25人。

写真=家庭科室・理科室

写真=音楽室

 この日は、同学園の前畑あさよ校長が施設内を案内。

 施設は、入ってすぐのプレイルームには、ステージ、ハンモックやテント、トランポリン、卓球台、エルゴメーター、円卓テーブルを設置。

 壁際には一人用にパーテーションで仕切られた机と椅子が設置され、まんがや絵本等も並べられ、いつでも一人でいられるような環境が作られている。

写真=保健室

 2階は、階段を上がった先にはガラス張りの職員室が、あり子どもたちの表情等が分かるように設計され、職員室の机もある側もカウンター越しにオープンになり、教師と児童生徒とのコミュニケーションがより図れるようになっている。

 また、中央に広いフリースペースがあり、両サイドには1年から9年までの各教室。
 片側の教室では、パーテーションが移動ができ、さらに広いスペースが確保できるようになっている。

 各教室は、机やいすの配置が自由にできるようになっていて、志武士ししまるが中央に置いてある教室は、サークル状に椅子が並べられ、ししまるを持っている間は話すことができ、他の人たちは聞き役になる…などのコミュニケーションが円滑になるような工夫がされている。

 将来、パティシエなどになりたいという児童生徒のため入口がオープンとなっている家庭料理・理科室も。

 この他、センサリールーム・相談室や保健室、リラクシングルーム、音楽室なども設置されている。

写真=学びの多様化教室「松風」

 志布志市は、子育て・教育の安心と質の向上、多様化する子育ての悩みに対応していくため、令和7年4月に拠点となる「こども家庭センター」を設置。
 妊娠・出産から子育てまで、あらゆる相談への対応が可能な体制の強化を図っている。

 令和7年度には、オンライン学習サービスの「スタディサプリ」を導入。

 4月1日には、しぶしあおぞら小児科がオープン。

 また多世代交流施設も整備中で、7月ごろにオープンする予定。

 令和10年4月には、伊﨑田学園の隣接地に新たな県立特別支援学校の整備を進めている。

 松山地域へは、令和11年4月の義務教育学校の開校に向け、保護者や地域の皆様と共に協議を進め教育のまち松山の実現を目指すなど、ライフスタイルの多様化や変化に対応できるような教育環境の整備が進められている。

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