《選挙 》
塩田康一氏が鹿屋市で県政報告会、実績等訴える
令和6年6月20日(木)告示、7月7日(日)投票の鹿児島県知事選は、これまで現職の塩田康一氏(58)、前県議会議員の米丸麻希子氏(49)、市民団体共同代表の樋之口里花氏(52)が立候補を表明、三つ巴の戦いで選挙戦に突入する模様となっている。
告示前2週間となった9日には、塩田氏が鹿屋商工会議所大ホールで県政報告会を行い、中西茂鹿屋市長があいさつし、森山裕衆議院議員らが激励、塩田氏は、4年間の実績をアピールし、これからの取り組みについて自身の考えを訴えた。
中西市長が「農業が盛んなこの地域で、様々な形で農業振興がすすめられ、鹿児島国体など大きな成果をあげられている。
人口減少社会のなか、その対策は良質で魅力的な雇用の確保が大事で、この地域は宇宙、エネルギー、健康スポーツ、観光産業、そして農業など様々な産業の発展が期待されるところ。
大隅にしっかり目を向けていただいて、ここで生きる術、覚悟をもって頑張っていきたい。そういう皆さんに夢と希望を与えていたく政策を進めてだきたい。」などあいさつ。
森山裕衆議院議員が「これから産業構造が大きく変わっていく時代、食料農業農村基本法の改正、畜産に関して、水田でも大きく変わってくる。これをしっかり受け止め地方自治体といっしょになって、国政で予算編成し発展を図っていかなければならない。
そういう中で、県の代表を誰に決めるのか、本当に大事な選挙です。国の安全保障も大きく変わり、鹿屋基地でもアメリカの無人機を1年間運用、24時間しっかり監視をしていくことが大事。また子供がしっかり増えていく政策が大切」など述べ、「1期目で都道府県の様々な役職に就いて高い評価を得ており、県の発展のためには欠くことのできない存在」など激励。
国民民主党鹿児島県総支部連合会の三反園照男代表代行、日本労働組合総連合会鹿児島県連合会の下町和三会長、鹿児島県商連政治連盟鹿屋支部の新屋浩一支部長がそれぞれ激励の言葉を述べた。
塩田氏は、「就任したときに、新型コロナ感染が拡大しているときで、県民の皆さんの安心安全をいかに確保するか、経済をいかに継続させていくか、独自の支援等も行ってきた。
自然災害の多い地域でもあり、関係の皆さんに協力いただき様々な対応をしてきた。
この3、4年間の間では、奄美、屋久島の世界遺産、県に2つあるところは鹿児島だけであり、全国和牛共進会では、前大会を上回る成績で日本一に輝いた。
コロナの影響で延期になっていた鹿児島国体も、思い出に残る素晴らしい大会となった。
本県の基幹産業は農林水産業であり、農業産出額も全国第2位、水産やさつまいもにおいても中心的役割を担う地域でもあり、皆様と国の協力でしっかり支援していきたい。
観光においても、クルーズ船寄港、航空便が復帰、県内で広く企業の稼ぐ力を支援。中小企業の賃金引き上げや所得向上、人手不足、資材高騰、生産性向上などにも対応していきたい。
人口減少社会も重要な課題で、暮らしを支える環境づくり、結婚、妊娠、出産など子育て現場をそれぞれのステージで支援。地域の福祉の向上など多岐にわたる様々な課題をクリアーし、着実に県政を続けていきたい」などと訴えていた。
来賓を壇上に、JA鹿児島きもつきの上窪加奈子理事のガンバロー三唱で気勢を上げた。