2025年07月24日 10時12分

《大隅点描 》

キバナノセッコク咲く~環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠB類

 キバナノセッコク(ラン科)は、暖温帯から亜熱帯の常緑樹林の樹上や岩上に着生する。
 分布地は中国南部、台湾、日本(南西諸島、九州、四国)とされる。

 そのあわゆい淡黄緑色な花は気品にあふれている。
 しかし自生地個体の減少は激しく環境省レッドリスト「絶滅危惧ⅠB類」に分類されている。

 減少の要因は、古来からの手つかずの原生林が戦中、戦後における急激なハゲ山当然に皆伐採によりラン科など豊かなはずの生育環境が失われたことや、昭和40年代の高度経済成長の豊かさとも重なってエビネブームにより乱獲が絶滅の最大の要因となっている。

 また同じ仲間のセッコクは少々放置しても生命力が強いのに対してキバナノセッコクは大変弱く、個体減少の要因の一つに挙げられる。

 このままでは個体発生力を失い野生絶滅といった時がやってくる種の一つに挙げられる。

 大隅の自然、歴史研究
 坂元二三夫

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