2023年12月30日 15時23分

《おおすみ雑記 》

自画自賛、半端なく美味しい打ちたて茹でたて蕎麦

 ここ数年は、取材も兼ねながら、農作業の手伝いなど出向くことも増えてきた。9月に蕎麦のタネをまき、そして年末には、おじさん3人でそば打ちを行った。

 蕎麦粉とふんだんに山芋を使い、こねて伸ばしていく、これが結構体力のいる作業で、夕方10人ほど集まる会でふるまい、年越しそば用にお持ち帰りも準備したので、かなりの量だ。

 大きな鍋で茹で、何度か繰り返す中で、最初に出来上がった打ちたて、茹で上がったばかりの蕎麦を、特製の鶏がらベースの蕎麦汁に、薬味を入れ、その場ですする。

 あとでみんなで食べる蕎麦も美味しかったが、打ちたて、茹でたての蕎麦は、麺のこしが半端なく、とても美味しく、これは、作ったものの役得、自然豊かな地域で生活しているものが味わえるなんとも豊かな姿。

 最近は、特に無農薬栽培農家との接点もあり、会合などがあると、それぞれ一品持ち寄りとかで食事会やおやつの時間で、それらをいただく機会も増えてきた。

 またこれがなんとも美味、というか口にし咀嚼し体に入っていく中で、その土地の土のエネルギーをもらう、さんさんと輝く太陽と清らかな水をも感じるような、ちょっと大げさだが…、そんな思いにもなる。

 こんな言い方はどうかとは思うが、私たちが小学生のころ食べていた野菜は、もっと味が濃かったというか、トマトならそのトマトの味…というのがあったような気がする。

 今、普通にスーパーで買い求める野菜は、なんとなく味気ないような…、ファストフードが好きな今の子どもたちは、季節を感じるこうした味を知らないのだろう…と思うと、せめて幼少期は、そういった野菜が食べられるといいなと感じたりする。

 これまで、いろんなところに行って、その土地でとれたばかりの食材を、いただいてきたりした。
 今、子どもの農業体験とかが盛んだが、地域のおじさんたち、おばさんたちが作るもの、もっともっと体験できたらいいと思う。

 日頃食べているものとは違う、何か違った味の発見があると思う。
 年越しそば、美味しくいただこう。(米永20231230)

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