《建設・インフラ 》
あなたの家は安全ですか?鹿屋市で耐震モデル地域学習会
家屋耐震モデル地域学習会が令和6年8月26日、西原地区学習センターで開催され、地域住民が地震対策について改めて認識を新たにした。
令和6年能登半島地震では、家屋倒壊により、人的被害が多く発生。地震による人的被害を最小限にするため「家屋耐震モデル地域学習会」を実施し、耐震強度の必要性や家具転倒予防の有効陛等、市民に広く周知することで、地震防災意識の向上と耐震改修や家具等の転倒防止の促進を図るために開催されたもの。
この日は、鹿屋市安全安心課から、令和6年能登半島地震の死者や行方不明、住宅の全壊が5910棟、半壊1万6231棟、一部損壊が6万426棟。
8月8日の日向灘地震について、鹿児島県地震等災害被害予測調査、鹿屋市防災マップの説明や、どのような強い揺れがやってくるかなど地震被害について説明があった。
また、(公社)鹿児島県建築士会鹿屋・肝属支部により、組織の紹介、あなたの家は安全ですか?として様々な耐震診断方法、壁や基礎の補強方法や、耐震診断の実例紹介があった。
また、誰でもできるわが家の耐震診断として、「建てたのはいつ頃ですか」「いままでに大きな災害に見舞われあことはありますか?」「増築はしますか」などの質問をチェックして問診、注意点を話した。
鹿屋市建築住宅課による「鹿屋市支え愛ファミリー住宅改修応援事業」など耐震診断、耐震改修に係る支援制度について説明があり、家具転倒防止グッズについて紹介があった。
写真=県建築士会鹿屋・肝属支部による耐震についての説明
今回の学習会を開催した上で、今後は木造住宅の多いところや、校区でするのか、広域町内会単位なのか、住民の要望などを聞き、市内で開催していく予定だという。