《地域づくり 》
考える 描く こんなまちだったらいいのに 未来えがく対話
考える・描く こんなまちだったらいいのに!〜未来をえがく対話〜『わたし×未来を切り拓くワークショップ』第3回 が11月9日(日)、リナシティかのやRINABASE+ で開催された。
鹿屋で活躍する2人のゲストが登壇し、第一部は質疑応答の形式で進められた。
写真=ゲストスピーカーとの質疑応答
1人目は薩摩川内市出身、鹿屋市在住の櫛間晴奈氏で製菓衛生師、保育士、養護教諭免許、認定心理士の資格を持っていて小学当時の夢は「ケーキ屋さんになる事」プライベートでは音楽が好きすぎる夫と1児(小4)の母。
医療事務、心理職、保育士などを経験し、手ごねパンとお菓子の教室、放課後こどもお菓子教室を主宰する傍ら、鹿屋市の市民講座にてパン講師を務めている。5/5のこども記念日のマルシェイベントでは、お菓子屋さんになろう!をテーマに、こどもたち主体で商品開発をして一年以上お菓子作りに通っていて力のある子たちと菓子製造からラッピング、販売までするという企画を実施した。
写真=櫛間氏が5/5のお菓子屋さんになろう!企画の動画を解説
2人目はダンスインストラクター/こどもダンス指導士のRISA氏。鹿屋市出身で高校のダンス部で踊る喜びに出会い、20代はダンサーとして県内外のイベントや海外大会にも出場。
今、どんな活動やお仕事をされていますか?
のべ13000人の方を指導。結婚後、会社員時代は子育てと両立していたが仕事に追われて子どもとの時間を大切したいと再びダンスの道へ。2024年に起業し、こどもダンス指導士として地域の保育園や幼稚園、スタジオ、親子ダンス教室などを通し「家族みんなが笑顔になれる時間づくり」に取り組んでいる。
その活動を始めたきっかけを教えてください。
櫛間氏:就職した病院がホスピタリティ精神が手厚く多少なりとも身についたのではと自負しているが24時間の拘束もあり心身の負担と仕事以外にも打ち込める事をしたいとお菓子作りとパン作りを始める。息抜きから達成感、やりがいになり人生が変わった。
お菓子、パン作りをしたい方のお手伝い、困り感のあるお子さんが脳や体の発達を促すのでは?役に立てるのでは?とお子さんが自分で作って食べる事が生きる力に直結すると感じている。
RISA氏:昔のダンサーの知り合いが東京から鹿屋に帰ってきてダンスコミュニティを立ち上げ、もう一度ダンスをしないか?と誘われた。
仕事していると、こども達の成長を目の前で見られないが幼稚園の先生達のおかげでこどもの成長を感じる事はできた。ダンスは真似っこ、真似から入るので社会に出て先輩の真似をする事が役に立つのでは?まず真似して体現から入る、幼児期から普通にできる様になれば、社会に出ても楽しくできるのでは?と思っている。
写真=菓子工房『Charme(シャルム)』のお菓子も提供 「子供と大人にも、体に優しい材料を使ったお菓子作りを目指してます」とお菓子の説明
その起業のきっかけには、何か「実体験」や「心に残っている出来事」がありましたか?
櫛間氏:9年前に鹿屋に移住、仕事を退職して専業主婦の時、今後社会で働けないのでは?社会不適合者ではと思い、バリバリ働くワーママに憧れたり、こどもの願いで帰りを家で待っていたいと理想を描き、理想と現実の違いに悩み旦那に相談すると、やりたい事をやってと背中を押されて起業した。
RISA氏:完璧主義者で、今日のレッスンが上手くいかなかったと落ち込んでいたがワークショップで出会った人たちと話して気持ちが軽くなった事がきっかけで人に話すことで自分を受け入れて許していたらいつの間にか乗り超えていた。
その時の人に話す事が心に残っている。
その経験を通して、今大切にしている「自分の軸」や「考え方」はありますか?
櫛間氏:家族皆んなが笑顔で過ごせるか?バランスを取り、三方良し、売ってよし、買ってよしを目指している。
RISA氏:行動、まずやってみる
行動力はある方だった為そこを大切にしている。最近100%完璧にではなく、まず60%にすると行動のスピードが早くなった。
二人が感じる「今のまちのいいところ」はどんなところですか? 逆に、「もう少しこうなったらいいのに」と感じる部分はありますか?
櫛間氏:良くも悪くも暮らすのに困らない、子育てには困らない。自衛隊基地もあるからか転入転出で孤独にならない工夫がある。
農産物、畜産物に恵まれているが県外の人には宮崎が有名でショックを受けた。もっと有名になって欲しい、経済効果もあるのにと思う。
RISA氏:街を思う気持ち、起業家さんで人のために街のために頑張っている人がたくさんいる。もっと大人が積極的に街を良くする姿勢をこども達に見せたら?元気に楽しむ背中を見せたら良いのでは?
世代や性別を超えて「こんなまちにしたい」と思う理想像を、一言で表すと?
櫛間氏:1人で出来る事は限られているが協力する事で1人で出来ない事も出来ることが広がる、人との繋がりから道が繋がっていくと思うので今後は高校生と何か、企画してみたい。技術だけでなく製品開発など思いやアイデアがある方と今日をきっかけに一緒に話してみたいと思う。
パンやお菓子作りを通して「大切な人を笑顔にできる豊かな女性」を増やすことも目標なので、そんな女性が増えて繋がりを大切に出来る街にしたい。
RISA氏:活動を通して笑顔とは影響力があると思っている。大人の笑顔をこども達にたくさん見せて行ける様な街にしたい。真剣に鹿屋の未来を考える機会を頂けてありがたい。特別な人じゃなくて、1人1人、ダンスで笑顔を届ける、良い循環が産まれたら良いなと思う。
写真=ワークショップで話した内容を発表
第二部のワークショップでは
中・高校生と一般の参加者で、4つのグループを作りまちの未来をえがく対話を行った。
○私が感じる今のまちは?
自然と人の地域の活動の深さが良いところ。何かしたいと思っても実施するところがない。
自転車の街なのに、観光客な気軽に乗れるレンタルサイクルなどがない。
○10年後どんなまちになっていたら嬉しい?
交通機関が充実してるまち
皆んなが手を取り合って助け合うまち
緑の多いまち。
繋がりが出来る気軽に話が出来るまち。
色々な人が気軽に参加出来るテーマパークの様な施設が欲しい。などそれぞれ鹿屋市のことについて考えている事を語り付箋に書き出して代表者が発表し共有した。














































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